No Life No Lee Min Ho イ・ミンホ

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あふれ出る想い 3 ー高麗を照らす3人ー

 

 

ウンスとチェ尚宮は急ぎ

王宮へ戻っていた

 

その道中 何から言ったらよいのか 

さすがのウンスも切り出しづらく

二人は黙ったまま下を向き歩いている

 

ちょうど薬草園に来た時

そこに満たされている気が

二人を少し解したのか

 

あの~

ああ~

 

二人は同時に声を発し

思わず顔を見合わせ

互いにぷっと吹き出した

 

ウンスはその笑顔で少し

心の荷が下りた気がした

 

 

チェ尚宮はチェ・ヨンの

たった一人の肉親

そして王宮では辛口ながらも

王妃様と共にいつも助けてくれる味方

 

チェ尚宮の信頼をしっかりと得

その元で彼女の助けがなくては

いくらヨンがいたとしても

ここ高麗で生き抜くのは難しいと

ウンスは思っていた

 

 

 

オンマにはもう二度と会えないだろう

そう思うと涙が自然と溢れてくる

 

でも私にはチェ尚宮がいる

 

ウンスはチェ尚宮に

こんなことを話し始めた

 

 

王宮に初めて来た時

瀕死の状態だったチェ・ヨンと

チェ尚宮は 目と目で言葉を交わし

 

それまで表情一つ変えなかったヨンが

一瞬微笑んだのを私見たんです

 

その時 二人の関係は

まだ知らなかったけれど

ああこのオンマみたいな温かそうな女性は

信頼できる人なんだって分かった…

 

この人についていけば間違いないって

 

 

予想どおり叔母上は私の力強い味方であり

チェ・ヨンと私の母のようでもあり…

 

私の本当のオンマと思って

その膝のうえで頭を撫でて欲しい

そう思える存在なんです

 

 

そんな話を聞いたチェ尚宮は

 

いつも怒った様子で表情を変えぬ顔から

本当のオンマのような柔らかな表情になり

 

ウンスを胸に引き寄せ

その頭をまるでよしよしというかのように

何度も何度も撫でた

 

泣きじゃくるウンスを抱きしめながら

チェ尚宮は

このような優しい心を内に持っているのに

表面には強がって出さぬ医仙

なんといじらしい…

 

ヨンめ あやつは本当に

天性の直感を持つ男だな

女人の扱いを知らぬなど

猫を被っているだけなのではないのか…

 

私ですら 医仙のこの真の心までは

しっかりと読み取れてなかった

優しさは確かにあると思っていたが

これほどとは…と

甥のヨンに感嘆していた

 

もう一度確かめるようにチェ尚宮は

ウンスに聞く

 

医仙…本当に良いのか…

 

チェ・ヨンに嫁ぐということは

ここ高麗で人生を全うする 

ということになるのだぞ

もう天界には帰りたくても

帰れないということなのだぞ

 

そのところはしかと

分かっているのだろうな

 

少しの沈黙のあとウンスはこう答えた

 

ええ 分かってます オンマ……

 

と言いたいところですけど

実際のことろはよく…

 

そう頬に伝っていた涙を拭きながら

少しの微笑みを浮かべウンスが言う

 

チェ尚宮は少し驚きながら下を向き

やはりそうなのか…無理なのか…

と落胆の色を隠せない

 

心配で二人の後を追ってきたチェ・ヨンも

木々の間から思わず出て行って

ウンスに問いただしそうになった

 

しかしウンスが続ける

 

あの人のこと確かに好きだけど

ソウルに帰れないってことと

天秤にかけたら

どっちなんだろう…って

実はずっと思ってたんです

 

それが私にもよくわからないでいた

それが嘘偽りのない本心です…

 

でもさっきヨンが

私のことを別に想っていないって

そういう素振りをされた時

 

私にははっきり分かった

まるで雷に打たれたみたいに…

 

私はあの人のことが

好きなのではなく

心から愛してるんだと

 

友達や先輩 後輩

好きな人はたくさんいるけど

 

愛する人はこの世の中で

一人だけ

唯一無二の人なんです

 

だからそんな人と離れたり

違うところで暮らすなんて

絶対に考えられないし無理

 

ただそれだけ

答えは意外とシンプルなんだって

あの時分かったんです

 

しんぷる…?

ああ...簡単ってことです

 

物事っていろいろ考えちゃうと

複雑になっちゃって

出口が見えなくなっちゃうけど

こうして余分なものを剥ぎ取って

簡単に考えれば

自ずと答えは導き出されるんだなって

 

 

代わりのきく

好きなものや人から離れるのと

唯一無二の人から離れるのとでは...

 

叔母さまだったらどっちを取りますか?

 

それは簡単だな 

一人しかいないものを取るであろうな

 

そうでしょ!そうなんです

 

もちろんオンマやアッパには会いたいし

これまで頑張って積み上げてきた仕事や

買ったばかりのマンションにも

できることなら帰りたい

 

両親には…

花嫁衣装だってみてもらいたいし

老後の面倒だって見てあげたいし...

 

 

親のことになると

やはり目に涙が浮かぶウンス

 

でも それはほかのものや人に代えたり

我慢しようと思えばできることなんです

 

でもヨンは違う

 

他の人には変えられない

 

だったら私ここにいるしかないって

この人を絶対に離しちゃいけないって

そう思った

 

さっきその言葉をヨンから何度も

子供に言い聞かせるように

ずっと言われて

 

これまでだったら

くどいというか

しつこい人だなって

それくらいにしか思わなかったけど

 

その時はその何回も言われた言葉が

絶対に俺の側から離れるなっていう言葉が

 

私の心にのしかかっていた

重りをすべて消し去って

温かくふわふわするような

そんな心地よい気持ちになれた

 

こんな気持ちソウルや

オンマやアッパといた時でも

感じたことない…

 

そんな気持ちを

ヨンは一瞬のうちに

その言葉で私にくれたんです

 

 

 

好いているというだけなら

天界に返したほうが良いと思ったが

 

あいしているというたな…

自分にとって唯一な人が あいする人

 

ならば医仙はヨンに

求めるよりも尽くすだろう

自分よりもいつも

ヨンのことを先に考えるはず

それも疑いなど一切抱かぬ

信頼の心で…

 

それがあいというもの

好いているとは全く次元の

ちがうものだな

 

そう理解するとチェ尚宮は

まだ目に涙を浮かべる医仙の腕を掴み

目をしっかりと見て

 

大丈夫だ

そなたにはこの私が付いている

王様も王妃様も付いている

それに高麗最強のチェ・ヨンが

そなたを絶対に護り

離さぬといっているのだぞ

 

大船にのった気持ちで

自分がやりたいことを

堂々とやればいいのだ

 

そういう医仙がこの高麗を

明るく照らすだろう

チェ・ヨンとともに

 

チェ尚宮はまだ時々しゃくりあげる

ウンスを再び胸に抱き

いつまでもその背中をさすっていた

 

 

その様子を二人の言葉の一部始終を

木々の間から目に焼き付けたヨン

 

今 出て行ってウンスを抱きしめ

また口付けを落としたかったが

思いとどまり満足気な表情で

嬉し涙を浮かべた

 

ああ 俺とウンスは

やっと本当に一つになった

そして叔母上が俺たちを祝福してくれる

胸に熱いものがこみ上げ

感無量の面持ちでヨンは天を仰いだ

 

天よ感謝する...と

 

しばらく空を見上げていたヨンは

王様のところに行き宴の段取りをしようと

振り返った時

 

部屋から見つめる

チャン・ビンと目があった

 

チャン・ビンはチェ・ヨンの目を見据え

深くうなづき

またチェ・ヨンも

深く頭を垂れた

 

チャン・ビンは王のところに行く

チェ・ヨンを見つめながら

 

我が旧友  チェ・ヨン

 

俺はそなたチェ・ヨンと医仙

この二人を全力で護る

医仙がチェ・ヨンに捧げるあいとは

違うあいで

 

俺は必ず二人を護り抜いてみせる

そう呟いた

 

 

 

後ろにはその背中をじっと見つめる

トギがいた

 

 

image

俺は永遠にウンスを護り

絶対に離さないぞ

 

 

 

 

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8 Comments

yukiukiyon  

8. Re:おはようございます♪

>みぃたさん

いっぱい感想ありがとう♪
嬉しいですヨン

この回は、前からチャン先生に
このセリフを早く言わせたくて
だからやっと言えて私は満足♡
実は しまい込む想いの前半で
すでに同じセリフを疑問形で言っているん
だけどね。
やはり一度ウンスとしっかり喋ってもらって
そこの経緯を説明してもらおう(・_・;
また1話増えてしまった(T . T)

あと
愛と好き
天界か高麗か
の組み合わせ理由説明が
一番時間かかりました~~

以上 作稿背景レポ
終了します♡

今日もよろしくね~~

2016/02/14 (Sun) 09:13 | EDIT | REPLY |   

みぃた  

7. おはようございます♪

ト、トギさん⁇(*´艸`)見つめちゃってた⁈♡♡ヤバイ、何かはじまりそう♡
チェ尚宮はやっぱり凄い大事なポジションですよね。
厳しいけど愛情深いし(*^^*)
最後のチャンビンの決意のところなんかジーンとしました。
次回お待ちしてます♪

2016/02/14 (Sun) 08:33 | EDIT | REPLY |   

yukiukiyon  

6. Re:無題

>ajuさん

コメありがとございます~♪
トギだめですか?お忘れじゃないですよね?
好きです。チャン侍医のこと
ちらっと書いたトギの気持ちと恋の行方は
はっきり決着つけておきたいと
思う次第です♪

深夜大好き♪

1と2の未完了話の収拾に
やっきになるyukiukiyon
仕事は一つずつ片付けようw

2016/02/13 (Sat) 22:53 | EDIT | REPLY |   

aju  

5. 無題

トギー!!!ヽ(・∀・)ノ
キター♪(*´∀`)♪
これはまた、動きがあるね?ww
それぞれの溢れだす想い~♪
本人達が知らない間に溢れて動きだすのかな~♪(^w^)

深夜の作業、本当にご苦労様です!
昼の仕事と夜の仕事の両立!なんか怪しい言い方ww

2016/02/13 (Sat) 22:49 | EDIT | REPLY |   

yukiukiyon  

4. Re:一歩前に進んだ~~

>marumomoさん

コメありがとうございます♪
ヨンとウンスの想いはチェ尚宮のチェックも含め数回にわたる任務完了でほぼ思い残すことはありませんw

もうウンスは高麗残留をきめたので天界への行き来もなくなり、まさかのヨン、ちょっとあってくる?
も絶対にいわせませんので、タイムトリップによる
トラブルはこの物語ではでてこない…はず…かな^^;

早く宴ほんとにいきたいですよね。
たしか前の章に入るはずだった…
その次の戦も…^^;

驚きの(いやそれほどかな?)仕掛けを
したくてうずうずしてるので
もしかしたらまたまたアップして
しまうかも???

そしてジェラシー&拗ねヨン(余計悪化?)をまだまだ遂行しますので宜しくお願いしますね!
以外とヤキモチ焼きヨンさんw

2016/02/13 (Sat) 21:46 | EDIT | REPLY |   

marumomo  

3. 一歩前に進んだ~~

チェ尚宮は、素敵な叔母様ですよね

ウンスはきっと、チェ尚宮と相性ぴったりだと思います。

一歩前進して、良かった(^o^)
チャン先生もいい人~

トギは何を思ってるの~気になる^_^;

宴は、どうなるの?
ヨンはもうウンスしか目にはいってませんね(≧∇≦)
高麗一のヨンにこんなに思われるウンスいいな(^з^)-☆
羨ましい限りです(°_°)

2016/02/13 (Sat) 21:29 | EDIT | REPLY |   

yukiukiyon  

2. Re:こんばんは

>ぽんたさん

ぽんたさん…
わらわかさないでくださいwww

ぜひヨンの背後からロックオンしてみて
成就するかも^^;

チャン先生には早くこのシーンを
やらせてあげたかったので
とりあえずミッション1は終了して
よかったです♪

もう夜ウンスと話すくだりは
いいかな…だんだんお腹いっぱいに
なってきた
早く宴の仕掛けに進みたい…

2016/02/13 (Sat) 20:53 | EDIT | REPLY |   

ぽんた  

1. こんばんは

えっ⁉
ここでトギまで参戦?
トギの後ろにテマンはいないよね?( ´艸`)
それなら私もヨン狙いで…(笑)って違うか⁉

ウンスは自分の気持ちに素直に進むことを決心したようですね。
叔母様もちゃんとそれを受け止めてくれそうで安心しました。
チャン先生の愛が進化してるぅ~(ノ´▽`)ノ

2016/02/13 (Sat) 20:49 | EDIT | REPLY |   

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