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No Life No Lee Min Ho イ・ミンホ

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とめられぬ想い 8(俺の女人)


チェ・ヨンは自分の声なき言葉を
自分の人生に一度しかないこの告白を
理解いただけたのかと

不安気なしかし一途な眼差しで
ウンスを見つめた


チャン・ビンに抱きしめられたまま
その視線を受けたウンスは

他の者には分からぬほどの
小さなうなずきを こくん とし

私も…よ

と艶やかな美しい唇で返す


チェ・ヨンはそれをしかと見届けると
ウンスにしか分からぬ小さな微笑みを送り
颯爽と身を翻し
王の待つ宣仁殿へ戻っていた




頭を垂れ力なく歩いてきた
先ほどの足取りとは打って変わり

いつにも増してその歩みは自信に溢れ
輝く光を身に纏い
その行く先は前途洋々たる未来に
包まれているかのようだった




回廊を歩きながらチェ・ヨンは
ウンスの表情に想いを馳せる

あのお方が泣くなど…
チャン・ビンにそう言われた時も
そんなことがあるはずないと思っていた


怒って出て行かれはしたが
この先に進みたくても進めない
俺の言葉の本心を理解していただき


そうよね
しょうがないわよね


といつものように
笑い飛ばしていただけるのだと思っていた
迂達赤たちにそうしているように


あのお方にあの時発した俺の言葉の意味


すまぬ


の意味が
もしや分かって
いただけなかったのだろうか?

まさか 俺にそのような気持ちがないのに
衝動的にそうしたと思われたのか?

確かに衝動的ではあったが
それはあのお方への
気持ちが抑えられなかったゆえ

決して誰でも良いわけではないのに…
いや あのお方でなければならぬのに…

そのような男だと俺のことを思われたのか?
あのお方は…


そう思うと少し憮然とし
笑みを湛えていた顔から
片唇を噛み締め 
何か拗ねた表情へと変わる

まるで少年が 
欲しかったものを手に入れようと
したところで取り逃がし
拗ねているかのように

そんな若く青い心を
誰もいないと思ってか
顔にそのまま表すチェ・ヨン



宣仁殿の前でテジャンを待っていた
チュンソクはその表情を見逃さず
これまでに見たことのない顔色をみせる
テジャンに驚きを隠せないでいた


な…何なんだ?
テジャンは一体どうかされたのか?
何か悪いものでも食べられたのだろうか…



チェ・ヨンより年上のチュンソクは
年上の者であっても 恐れることなく
堂々と威厳を纏って接するテジャンが 

今はまるで可愛いくてたまならい
弟のように思え
この若い青年を その未来を
心底護ってやりたいと思った




そのまま宣仁殿に真っ直ぐ
やってくるかに見えたチェ・ヨンは
中庭の黄色い小菊にふと目を留め
何か想いに耽っている


驚き怒って出ていかれたのだと
思っていたあのお方が
あれほどまでに目を赤く腫らし
泣かれていたとは…

部屋を出てからずっと
泣かれていなければ
大泣きでもされていなければ
あそこまでの腫れた目にはならぬ

ああ あのお方をなぜ今
俺が抱きしめてやれぬのか

その腫れてしまった瞳を
なぜ俺の口づけで
癒してあげられぬのか…

そして俺の真の気持ちを言葉にして
伝えられぬのか…

なぜ チャン・ビンなのだ

引き返して取り返したい気持ちを
やっとのことで抑え
ウンスのことを思い返した


さきほど
私も…と言っていただけたかに見えた
あのお方の気持ち


なぜ 隠さねばならぬ
俺とあの方の想いを

はっきりと俺とあの方は
想い人同士なのだということを
天の下で明らかにしたいのに…


たとえ天界にお返しせねば
ならぬお方だとしても

それが俺の役目だとしても

俺はあのお方…医仙を
ユ・ウンスを

一生 いやまた次の生でも必ず
永遠に想い続ける
お慕いし続ける
慈しみ続ける

そして護り続ける

そう心に決めた
そう俺は父上に告げたのだ

だから決してこの気持ちは揺るぎはせぬし
変わることもない

この言葉を  俺の気持ちをあのお方に
今伝えたい
伝えたくて堪らぬ

ユ・ウンス
ウンス…
ウンス

イムジャ


どれだけこの名を心の中で
音にはならない言葉で
口にしたことか…
これまでは名を唱えることで
癒しを感じていたが
今は苦しさにしかならぬ



叔母上がなんと言おうと
チャン・ビンがどのように
立ちはだかろうと


これからは俺は
必ず俺は
ウンスを俺の女人にする


たとえ天界に戻られたとしても
俺の…俺だけの女人だ

俺以外の男に触れさせぬよう
早く俺のものにせねば



王妃様...
このお方だけは
俺の味方になっていただけそうだ

王妃様の王様へのお気持ちは
痛いほど分かっている
このお方もまた俺と同じ
本当に不器用なお方

俺よりも先になんとかして差し上げよう

そう決めたチェ・ヨンは
歩みを進めこちらへ来た


宣仁殿の前で微笑むチュンソク

何だ?お前
だらしないぞ

というと
厳しい視線を投げ
いつもの表情で

王様 チェ・ヨンです

と告げ
扉を開けた








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6 Comments

yukiukiyon  

6. Re:おはヨンございます

>ぽんたさん

コメありがとうございます♪
戦いに行くんですヨン
確か...
ヨンが怒りに任せてばっさばっさ
男を見せる?

いや、ヨンはそのような無闇矢鱈に
する人ではありませんでした(・・;)
意味ある時には冷たくバッサリですけどw
氷よりも冷たい男

でもまだその前に2、3話?それ以上?
寝てる場合じゃないか...
あ~~もう短編シリーズでは進みません(>_<)

2016/02/07 (Sun) 09:45 | EDIT | REPLY |   

ぽんた  

5. おはヨンございます

ヨンの熱い(私たちへの)決意表明ですね(笑)

さぁさぁこれをどう実行に移すか…

えー確か…どこかに行くんでしたっけ?(笑)

うーん…戻ってから?

2016/02/07 (Sun) 09:36 | EDIT | REPLY |   

yukiukiyon  

4. Re:熱い

>みぃたさん

今オンタイムでした♪
チャン侍医、今ウンスに喋ってますヨン

見るのやめて寝ようかな~~と
思っていたけど
やっぱり明日忙しいので
チャン侍医の話もう少し聞いてから
寝ます~~


しかしヨンは
天界にウンスを送ってしまったら
どうやって俺の女にしておくのか
その方法を教えて欲しい~~
です(・・;)

2016/02/07 (Sun) 01:02 | EDIT | REPLY |   

みぃた  

3. 熱い

ヨンの気持ちが熱いですね♡ もぉヨンの言葉にいちいちドキドキです(*´艸`)

さぁ次はいつ頃チャン侍医の回がく~るかなぁ~♪(((o(*゚▽゚*)o)))

2016/02/07 (Sun) 00:57 | EDIT | REPLY |   

yukiukiyon  

2. Re:俺の・・・

>aju Tk/mさん

う~~ん。
それはどうかな。
一応ヨンに聞いてみますw

でも、今ヨンは
ウンスを他の男に取られないように
自分のものにするための画策で
頭がいっぱいですからムリかも。
それだけでなく、戦いにも
半月ほどでないと行けませんので。
大変なんです♡

2016/02/06 (Sat) 23:54 | EDIT | REPLY |   

aju Tk/m  

1. 俺の・・・

お願いします!貴方の女人にしてください!爆
いーなー♪ウンスさん(^w^)
俺の女人にする・・・・
あーあ!!言われてみたい!

2016/02/06 (Sat) 23:49 | EDIT | REPLY |   

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