No Life No Lee Min Ho イ・ミンホ

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とめられぬ想い 2 (医仙の姿)


チェ・ヨンは宣仁殿で
王と対面していた


テジャン
医仙は元気にしておられるか?


王の問いに一瞬怯むチェ・ヨン

勘の鋭い王に悟られぬよう
すぐに姿勢を正し
チェ・ヨンは得々と答える


はい


相変わらず大人しくは
されておりませぬが

忙しそうに患者を見られたり
王妃様のお相手をされたり
漢方薬を学ばれたり…
楽しそうに1日を過ごされております


そうですね

この間などはトギに怒られながらも
薬草の勉強をされておりました
二人の言い合う姿はそれは
面白いものでした
女人たちはああして
喧嘩するのかと…

その薬草はなかなか
症状の良くならぬ患者に
新しい薬をお試しになられる
ためのものでしょうか
真剣そのものに作られておりました



ウンスの様子を説明し始めた
チェ・ヨンの言葉が止まらない



夜には大好きなお酒の一つも
お飲みになりたいだろうに…

万が一急な患者が入ったら
大変と思われているのか
それも我慢され

チャン侍医から
心を落ち着けられるお茶をいただき
最近はよく眠られているようです


以前はうなされることもあり
チャン侍医と心配しておりましたが
この頃はそれも落ち着かれたようで
安心しております


そうそうこの間などは
夢を見られたのか
私には分からぬ天界語を
呟かれておりました…


苦しそうな声ではなく
なにやら甘い菓子でも
食べるような声でしたゆえ
楽しい夢なのでしょうか


たしか

ら…ぶ……ゆう?

そう
あいらぶゆう…
と仰っていましたか…


それにこの前などは…



普段は口数が少なく

はい
いいえ
なりませぬ

程度しか言わぬチェ・ヨンが
医仙の様子については止まることなく
普段の様子を事細かに話し続ける



まるでウンスの姿が
ここにあるかのように



チェ・ヨンの言葉があまりに写実的で

王にはその説明から医仙の元気な様子が
手に取るように分かった


説明に夢中なチェ・ヨン

人の気配や心の機微に敏感な
あのウダルチ テジャンが
王の視線が自分の顔をまじまじと
見ていることにも気づかず
うつむき加減で
医仙の様子をずっと話している


チェ・ヨンの表情を改めて見ると


口元には隠しているようだが
はっきりと分かる笑みを浮かべ

黒く深い清廉そうなその瞳には
穏やかな中にも
何か憂いなようなものが見える


これが…


これがあの非情で
生気のまるでなかった
チェ・ヨンなのか?


私の下などにはつきたくない
王宮を早く去りたいと
冷酷なまでに言い放った


あのウダルチ テジャンなのか?



あまりの様子の違いに王は驚き

思わず

テジャン もうよい
分かったゆえ

というと


チェ・ヨンは

しまった…と一瞬
見せた表情をすぐに消し
頭を下げ一歩下がった


ところでテジャンは医仙の様子を
まるでずっと見ているかのように
よく把握しておるな


警護を命じたとはいえ
ウダルチの仕事

テジャン自らに
一日中警護しろとは
申しておらぬが


それにテジャンともなれば
やらねばならぬ
仕事も多かろうに…


いえ 某は  夜仕事が終わったあと
医仙の部屋の周囲を
見張っておるだけです
その他のことは
ほとんどがテマンから…
またチュンソクからも
聞き及んでおります


んん…

そうか…


それにしては実際に見たかのように
聞こえたが
私の思い過ごしか


まあよい 医仙がひとまず元気に
王宮で過ごされておるのであれば



天界へお返しするという約束
果たせずにおるため
心苦しく思っていた


しばらくは
我慢していただくとして…



そうだ テジャン
相談があったのだが…


最近倭寇の残党が暴れている様子
少しウダルチで様子を見てきてはくれぬか


できれば一掃してきてほしいが
なかなか手強い様子で
半月ほどはかかるかもしれぬ


最近はキチョルも体調が悪いらしく
大人しくしているゆえ
テジャン自ら様子を見てきて欲しいのだ


…はっ


では支度を急ぎ明日にでも
向かいましょう



うむ任せたぞ



その間…医仙の警護は…

ウダルチはテジャンと共に行くゆえ
チャン侍医しかおらぬか…

侍医であればテジャンと同じくらい
武道にも秀でておるし
万が一の場合 手当もできるのだから
安心であろう

なあテジャン?


は…あ…

それは王様にお任せしますゆえ…


テジャンは王と仔細を
打ち合わせた後
宣仁殿を後にした



回廊の中庭を見ながら
壁にもたれかかり
放心状態の
チェ・ヨン



あのお方は
今頃王妃様のところだろうか
チャン・ビンと共に…


そして俺がいない間も
チャン・ビンと共に
過ごされるのか…


怪我をしたウダルチを
助けるために

あのお方は俺と共に
来てはくれぬだろうか…


そのような危ないところに
お連れできるわけがないか


いや どんなところであろうと
俺の側にいれば
俺の側にさえいてくれれば
必ず俺があのお方をお護りしてみせるのに
そう約束したのに


離れている方がどれだけ危険か…

もう一度王にお会いして
お願いしてみようか…


チェ・ヨンは本気で
実現できるわけもないことを
回廊に咲きほこる黄色い菊を見ながら
想っていた





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8 Comments

yukiukiyon  

8. Re:無題

>みぃたさん

読んでいただきありがとうございます♪

チャン侍医応援派は数少ないのでw
うれしいですヨン

私も夜中が楽しみ。
あー早く仕事おわんないかな~~

2016/02/03 (Wed) 14:43 | EDIT | REPLY |   

みぃた  

7. 無題

始まりましたね♡

いやぁチャン侍医と一緒なんてハラハラドキドキするぅ(*´艸`)
つ、続きが気になります!

2016/02/03 (Wed) 12:32 | EDIT | REPLY |   

yukiukiyon  

6. Re:おはヨンございます

>ぽんたさん

続きを読んでいただき
ありがとうございます♪

その手があったか!!確かに
チャン先生より最強かも♪♪

でもでも...
危険な二人はお嫌いですか?
ウンスは人の気持ち分かりすぎて優柔に
チャン先生は完全にロックオン中

ヨンは~~
満身創痍
でも....

あ~~私自身が楽しみで
早く夜中が来ないかな

またナイスアイデア
よろしくお願いします♪

2016/02/03 (Wed) 09:25 | EDIT | REPLY |   

yukiukiyon  

5. Re:頑張れ ヨン

>marumomoさん

読んでいただきありがとうございます♪

marumomoさんにあやかり
今日は朝からうっとり♪

ヨン~~!
辛いことにもめげずに頑張り続ければ
光はみえてくる~~

一気に3話くらいいきたいところ
ですが働く身ゆえ残念(>_<)

ミッドナイトを楽しみに~~
いつもありがとうございます♪♪

2016/02/03 (Wed) 09:20 | EDIT | REPLY |   

ぽんた  

4. おはヨンございます

チャン先生に任せるぐらいなら、叔母様にお願いして王妃様のとこで、ムガクシと一緒の方が、ヨンも任務に集中出来ますよね(笑)
それともヨンをほっとけないウンスから同行をお願いしちゃう❓
どちらにしても二人きりは危険ですぞ!(笑)

2016/02/03 (Wed) 08:59 | EDIT | REPLY |   

marumomo  

3. 頑張れ ヨン

思わすチェヨン大丈夫だよ 頑張れと応援したくなりました(^o^)

これからまた隠しきれない想いとの闘いですね~

続きが楽しみですね

2016/02/03 (Wed) 08:44 | EDIT | REPLY |   

yukiukiyon  

2. Re:無題

>aju Tk/mさん

読んでくれてありがとうございます♪
ヨンに護ってほしいですよね!
しかし....
どうなるの~~(>_<)でしょう...
登場人物一気に増えて
名前間違わないようにしないと(・・;)


2016/02/03 (Wed) 06:11 | EDIT | REPLY |   

aju Tk/m  

1. 無題

動き出しましたね~
守るのはヨンの役目であってほしい
侍医との間でヤキモキするのかどうなのか続きを待ちます~(^w^)

2016/02/03 (Wed) 02:59 | EDIT | REPLY |   

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