No Life No Lee Min Ho イ・ミンホ

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新たなる戦い30 ーヨンとウンスの初でえと 焦らされるヨン焦らすウンスー

 

ウンスを背負い化粧品屋から

小走りできたチェ・ヨン

 

 

途中ウンスが背中に

口づけをするものだから

 

チェ・ヨン胸の高鳴りは

今もまだ止まらず

 

 

その心臓の音

 

 

 

ドクンッドクンッドクンッドクンッ

 

 

 

そう鳴っている

 

 

 

 

絶対にウンスに感づかれていたに

違いない

 

このように大きな音でその振動で

肌が波打てば

 

 

そう想うチェ・ヨン

 

 

 

 

波を打つ…

そのような半端なものではない

 

真っ青に広がる海の沖から

ビッグウェーブ…

大波が次から次へと

繰り返しやってきて

 

波間に浮かんでいた自分は

そこに留まることなどできぬ

 

 

そのように波を打つ

チェ・ヨンの鼓動

 

 

もはや水中に潜り

その波をやり過ごさねば

波にもまれて生きてなどいられぬ

 

そのような振動がチェ・ヨンの胸から

背中にも伝わり…

 

それはウンスの躰に伝わっていたはず

 

 

ウンスにそのようなことされれば

先ほどのチェ・ヨン

 

すぐにウンスを下ろし

自分の胸に抱き寄せていただろう

 

 

 

だが…そのようなことが…

今はできなかった

 

 

恥ずかしくて…

 

恥ずかしくて…

 

 

ウンスに口づけされただけで

そのようにありえないような

胸の振動になってしまう俺

 

 

ドグンッドグンッドグンッドグンッ

 

 

ここまでとは…

 

そう自分にも驚くチェ・ヨン

 

 

これまでもウンスの

ふとした表情や俺への愛に

 

胸がズキンと

剣で刺されたように感じたり

 

胸がドクドクドクするようなことは

たくさん経験してきたが

 

 

ウンスの俺の背中への口づけなど初めて

それは衣の上からであったのに

 

逆に

 

ぞくぞくしてたまらぬ

そそられる

 

ウンスに…

 

 

またいきりたってしまう…

いやそうなっている

 

 

そのような衣の上からの口づけだけで

そのようになってしまう…俺

ウンスに溺れていく…俺

 

 

 

ウンスを抱きしめ

それを伝えても良かったが

 

今はそれをやめた

ぐっとじっと我慢した

 

 

 

これくらいのことでそうなる俺を

ウンスに知られるのが

恥ずかしかったのもあるが…

 

 

そのような衣の上からの口づけ

肌に直接ではないことで逆に感じる

今までにない感じ

 

 

俺をそそるかのように

焦らしながら口づけを降らすウンス

無意識であるかもしれぬが…

 

 

それもまた堪らぬ

 

 

 

そう感じて…

そのいつもとはまた異なる感覚を

しばし感じていたくて

ずっと感じていたくて…

 

 

そのままウンスの唇を背中で

味わいながら

それまでの小走りを少し緩め

歩いてここまできた

 

 

 

ウンスもその俺の気持ちを

少し分かっていたのだろう

 

やはり俺を

焚き付け

焦らしているのだろう?

無意識にではないだろう?

 

そう聞いてみたかった

ウンスに

 

 

だが…

 

 

ウンスは

口づけをやめぬどころか

俺が何も言わぬのを見て

さらに激しく…激しく…

 

 

思わず

 

 

ああっ

 

 

俺が一瞬声を出してしまう

 

 

 

 

そのような時を…

 

実は先ほど二人はそのような

静かな…だが互いに焦れ焦らす

 

また違う形の愛の時を過ごしていた

 

 

 

 

 

 

酒屋の前に着くと突然

俺の背中で駄々をこね始めたウンス

 

 

酒が飲みたいのか?そんなに?

 

 

先ほどまでと急に

雰囲気が変わったウンスを見て

 

 

さきほどのお返しをと

そう面白がって遊んでいたが

 

 

 

店の向こう側に

二つの人影が地面に

落ちているのを見つけ

 

 

 

チェ・ヨンは腕を少し離し

ウンスを

背中からするすると下ろした

 

ただその両手は握ったまま

 

チェ・ヨンの両手をウンスの方に向け

俺の背中に寄り添うウンスを

離さないように

その柔らかい手を握りしめた

 

 

 

 

その店の影に潜んでいるのは…

 

チャン・ビンだろう…

 

 

すぐに分かった

 

その影の長さで

 

 

 

もう一人は先ほど後を追いかけて

出て行ったミソンか…

 

その影の背格好…そうだな

 

そう思うチェ・ヨン

 

 

 

どうするか…

 

 

 

今ウンスがいる前で

チャン・ビンと話す分けにはいかぬ

 

あのような姿見せたら

ウンスがどう想うか

 

またややこしくなるだけだ

 

 

ちょうどその時

 

月が満ち満月になった

光が最も強くなった

 

その月明かりで

チャン・ビンの顔が闇にふわっと浮かぶと

 

チェ・ヨンはその瞳で

 

 

しばしそこに隠れておれ

二人で…

 

 

そう言った

 

 

それが分かってかどうかは知らぬが

 

酒屋の影に潜み

こちらからは見えなくなった二人

 

 

 

チェ・ヨンはウンスに

 

さあさあ 酒屋に入って

 

そう言いながら酒屋の扉を開け

中に入って行った

 

 

すでに魚などをつまみ始めていた

王たち

 

ああ 来たか

 

そう声をかける王

 

 

俺は少しテジャンと話をしたくて

参ったのだが…

 

邪魔はせぬゆえ少し飲まぬか?

共に

 

 

そういう王

 

 

チェ・ヨンは頷きながら

 

 

ウンスを王妃とチェ尚宮

ヘジョンの席に座らせると

 

チェ尚宮に耳打ちした

 

 

少し外で

話さねばならぬ者がいますゆえ

ウンスを見ていてくださらぬか…

 

 

チェ尚宮は

 

先ほどチャン・ビンが所用をと言って

出て行ったきり戻ってきてなかったため

 

すぐにその意味がわかり

 

 

分かったと頷く

 

 

 

 

 

いいですか ウンス

 

 

椅子に腰掛けたウンスの両手を掴み

その瞳をじっと見つめながら

ウンスの前にひざまずいた

チェ・ヨンが言う

 

 

いいですね

 

一杯の酒をゆっくりと味わいながら

飲むのですよ

 

 

ああその前に何かつまみを食べて

 

そうですね

 

煮物や

そのようなものをたくさん食べて

 

それから酒一杯を

時間をかけてちびちびと飲むのです

いいですね

 

 

そう子供に言い聞かせるかのように…

 

 

 

ウンスは

 

なぜ?という顔をしながら

 

 

そんなお酒をちびちび飲むなんて

私の性に合わないんだけど

 

ぐいっといかなきゃ ぐいっと

お酒というものは

 

そうぐいっと飲む仕草を

してみせる

 

 

ウンス!

 

 

俺の言うことが分からぬのですか

 

 

 

その厳しい言い方に少しびくっと

するウンス

 

 

 

なぜ?

なぜお酒の飲み方で

命令されなきゃなの?私

 

いいじゃない

好きにしたって

今日くらい…

 

 

 

おやおや…ウンスこの前と

言っていることが

違う気が…

 

やはり酒となると目の色が

変わるのか…

 

それにこうも簡単に

正気に戻るのか…

 

やれやれ…

 

 

 

 

ウンス…よいですか

 

今日飲むのはめったに

呑めない酒なのですよ?

 

チュンソクの従姉妹だから

大陸から直接仕入れ

俺たちのために取って置くことが

できたのだ

 

それゆえ一本しかないのだぞ

 

ここに一体何人いるのです

よく考えてください

 

よいですね

 

 

美味しい酒はぐいっとではなく

ちびちびと飲むのが

本来の飲み方です

 

分かりますね

ウンス

 

 

そう正論を言われては

ぐうの音も出ないウンス

 

皆で分かち合う…

ここにいるのは一…二…三…

 

 

一応数えてみて

ああたくさんいすぎる

それなのにあれ一本だけ…

 

 

ああ…

 

 

そう深いため息をつきながら…

 

 

分かったわよ

 

この酒…

 

は…ちびちびやればいいのね

一杯ね

 

 

分かったから ヨン

そのとおりにする

 

 

ようやく

なんとなくしたり顔で

納得したようなウンス

 

 

一杯を理解してくれたものと思い

安堵の一息を吐いたチェ・ヨンは

 

 

立ち上がり

 

 

チェ尚宮に

ちゃんと見ててくださいよ

 

 

そう言うと

 

 

俺は少し近くの店でもらって来ねば

ならぬものがあるゆえ

戦に行くときに必要なものがあるから

それを取ってくるから

 

 

しばらくここで皆で

その一杯を楽しんでいてください

 

すぐ戻りますから

よいですね

 

 

ウンス…

 

そなた

最後の一口まで飲みきらぬよう

 

俺と一緒に…

最後の一口くらいは一緒に

飲みましょう

 

俺も楽しみにしていたのです

そなたとともにこの酒を飲むのを

 

分かりましたね

すぐ戻りますから

 

 

はいはい

分かりました

旦那様

 

 

そう少し投げやりに言う

ウンスの額を

 

握りこぶしで一つこつんとすると

 

 

笑いながら

 

 

では…頼む

 

 

そうチェ尚宮に言い

 

 

王様本当に待たせてばかりで

申し訳ありません

 

十分ほどで戻りますから

そうしたらお話を聞きますから

 

しばしよいでしょうか

 

あちらの席で

王妃様と一緒に

この美酒を楽しんでいてください

 

王宮でもなかなか手に入らぬ

ものですゆえ…

 

 

分かった

ここまで待ったら

もはやあと十分など

待ったうちに入らぬ

 

しかし…

俺も臣下に

それも一番の臣下にこのように

待たされるようになるとは

 

 

そういって少し自虐的に

昔のように肩唇を上げながら

笑ってみせる王

 

 

 

すみませぬ…王様

某…少し度がすぎてますね

 

誠に申し訳ありませぬ

 

 

…よいのだ…テジャン

 

早く行き早く戻ってこい

 

 

そう言うと

 

右手で

ほら いったいった

という合図をチェ・ヨンに送る

 

 

チェ・ヨンは深々と頭を下げると

 

ウンスに視線をやってから

 

チェ尚宮と王妃に

 

頼んだ

 

そういう風に目で合図すると

 

再び酒屋の外に出て行った

 

 

 

 

image

そこにしばし隠れておれ

二人で

ウンスに見られぬように…

 

 

==============

日付が変わってしまいました

 

ので

 

先にこちらを

 

続けて…もう一本…深夜に…

 

すでに深夜ですね

 

すみませぬ…

==============

 

 

 

 

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2 Comments

yukiukiyon  

2. Re:無題

>なかてんさん

コメありがとうございます♡

王でも入手難しい酒!
なんと一本しかありませんでした^^;

その一本いったい分量は??
いかほどでしょうか…

でもウンス…
目がほかの酒に…www

もしや?

酒とヨンはどっちが好きなのでしょう^^;

2016/03/24 (Thu) 09:21 | EDIT | REPLY |   

なかてん  

1. 無題

やっぱりウンスは酒が大好きなのですね。でもウンスの周りを気遣う気持ちを利用した自分を待たせる策は笑えます。

2016/03/24 (Thu) 09:19 | EDIT | REPLY |   

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