No Life No Lee Min Ho イ・ミンホ

イ・ミンホ Movie・FF・Photo

新たなる戦い 28 ーヨンとウンスの初でえと 化粧品屋を出る二人ー

チェ・ヨンがいる…

 

微笑んでいるチェ・ヨンではない

心の底から笑っているチェ・ヨンが

 

そこにいる

 

すごく生き生きとした表情

気力があふれている逞しい躰

 

若いけれどさらに若返った感じ…

そう…年で言えば二十代に

なりたてくらいの若さ

 

蒼い…まだまだ蒼い

そのような

雰囲気さえ漂わせている

 

 

ウンスの言動一つで

ウンスの言葉一つで

ウンスとの愛一つで

 

その表情など

その行動など

そのようなもの…ころっと変わる

 

 

本当にわかりやすい

いや…分かりやすすぎる男だ

 

 

 

 

それもそのはず

本当の恋などしたことのなかった

チェ・ヨン

 

戦の駆け引きは百選練磨だが

恋の駆け引きなど うぶのうぶ

 

だからここ数日

 

影から見護っていた時よりも

もっともっと辛く

本当に苦しみ抜いたチェ・ヨン

 

仮祝言を挙げてなお

まだまだ苦しみ続けたチェ・ヨン

 

想いが通じていなかった時よりも

通じてからの方が

どれだけ苦しかったか

 

ウンスを自分の躰に抱きたい

ウンスと一つになりたい

されどいろんな想いが邪魔をして

素直にそうすることができず

むしろしない方を何度も選び

ようやく周りのお膳立てで

数度一つになれただけ

 

だが その御膳立てで

愛しあう時間をもてたからこそ

 

ようやく戦に向かう直前に

自分を縛り付けていた想いを

一つ解放した

 

 

戦でいとも簡単に難題を解いていく

時のように…

するするするっと難問を解きほどき

ウンスを連れてスリバン街まで

やってくることができた

 

 

 

ようやくチェ・ヨンもここからは

スムーズにその愛を遂行できるのか

そう思いきや…

 

 

浴槽事件を起こし

ようやく

初でえとに向かったものの

 

再び

小物屋で騒動を起こし

そしてこの化粧品屋でも再び

騒動が起こり

 

 

チェ・ヨンは哀れにもとうとう

我慢の限界に達し

 

力なくチュンソクに伴われ

奥の奥の奥の部屋まで来た

 

 

 

 

そこで三十分という

とても短い時間ではあったが

二人の愛は深くとても深く

繋がることができ…

 

 

結果

自分包み込んでいた濃い霧を

一気に払いのけたチェ・ヨン

 

それは鬼剣でではなく

自分の躰からほとばしる愛で

自分の躰でつくられた愛を

ウンスへととくとくと注ぎ

 

 

そうして満足以上の満足を得て

今のチェ・ヨンへと変貌した

 

 

 

どうだ この心の底から笑う笑顔

ウンスの恥じらう微笑みと比べ

 

どうだ

この自身に満ちあふれた笑顔

 

どうだ 俺 すごいだろう?

 

そう言っているじゃないか

この顔が

 

その笑顔にしてくれたのは

誰なのか…

 

もちろんチェ・ヨンとウンスだが

そのような笑顔にしてくれた

周りの人たちに

 

まずは感謝せねばならぬな

チェ・ヨン

 

 

 

そのようなこと十分分かっておる

うるさいな

 

 

 

その割にはさっき

あなた達を護っていた

テマンとミソン

置いてきていますが

ひどくはないですか?

 

 

 

よいのだよいのだ

あいつらは

あれくらい経験させた方が

早く結婚もできるというものだろう

 

 

 

 

いや…それも度合いがすごすぎると

トラウマになる…

そのようなこともあるのですよ?

ほどほどにしてあげないと

 

ミソンはうら若きではないけれど

テマンはまだまだ子供のようなもの

刺激が強すぎやしませんか?

 

 

ああああもう分かった

分かったから

 

いったい誰と会話しているのやら

分からぬが

そう言いながら

ウンスの手を引き

 

チェ・ヨンは

 

ばたん

 

と化粧品屋の売り場の扉をあけた

 

 

そこでは王と王妃が

仲むつまじそうに品物を手に取り

微笑みながら話をしていた

 

その側にたたずむチャン・ビン

 

ようやく戻ってきた二人を見て

チャン・ビンは…思わず…

 

頭をがくんと落とし

下を見てうなだれた

 

すぐに顔をあげたくてもあげられぬ

こればかりはどうしようもできぬ

 

そう思い

 

ちと所用に行って参ります

 

 

そう言って外に出ていった

下を向いたまま

 

 

そこにチェ・ヨンとウンスの気配を感じ

顔を赤く蒸気させながら

急ぎ戻ってきたテマンとミソン

 

ミソンはその明らかにおかしい

チャン・ビンを見て

 

その肩…泣いている

そう思うといてもたってもいられず

慌てて後を追っていった

 

テマンが

 

おい!どうし…

 

そう言いかけた時

 

チェ・ヨンが

頭をぱんっと軽くはたいた

 

目が怒ってる

何もいうなという目で

 

チェ・ヨン 自分以外のこととなると

完璧以上に完璧なのだ

 

特に今はウンスと愛を育み

その心は満たされまくっている

 

何を見ても

何を聞いても

 

いや見たり聞いたりする前に

すべてのことが分かり

指示も出せる

 

今なら何が起ころうと

ここにチェ・ヨンがいれば

すべて安泰だ

 

 

 

 

チェ・ヨンにいきなり頭をはたかれ

ムッとするテマン

 

それはそうだ

先ほどまであのような二人の声を

赤裸々すぎる声を聞かされた

挙げ句の果てがこれだ

 

 

 

チェ・ヨンが言った

 

王様

王妃様

 

お待たせしまして

申し訳ありませんでした

 

チュンソクに次に向かう酒場の様子を

見に行かせておりますので

戻るまでお待ちいただければ…

 

 

そう爛々と輝く目で瞳で

そして腹から出ている力の入った声で

それでいて甘い響きを持つ声で

そう言うチェ・ヨン

 

 

 

王妃はそのチェ・ヨンに思わず

惚れ惚れとしてしまった

 

ああすごい

すごすぎる

テジャン

 

なんという素晴らしい顔と声なのか

 

そうして医仙をまじまじと見る

 

あの跳ねっ返りのところは

どこへいったのやら

 

すっかり大人しくなって頬も赤くして

蒸気した顔は隠せない

 

あら…あんなテジャンの袖なんて

つまんじゃって

 

かわいい

 

そう思い

くすっと笑う王妃

 

 

 

そうして王妃もまた同じように

してみたくなり…

 

 

王に体を寄せると

同じように袖をつまんでみた

 

 

な…なんだ?

 

 

いきなりそのようなことをされた

王は少しびっくりしたが

 

王妃は可愛い顔をして王を見つめている

 

 

 

チェ・ヨンも何やら

顎で

 

王に顎でなど本当はあり得ないが

前にチェ・ヨンが王に申し出て

すでに了解を取っている

 

某と王様 腹を割って話せる

仲になりたいのです

 

そのようにチェ・ヨンが言い

王が分かったそのように言っている

 

 

 

だからよいのだ

このようなこと

二人だけの間では

 

 

チェ・ヨンが顎で王妃の手を指し

その瞳で

 

 

ほらほら

王妃様と手をつないで

 

 

そう言っている

 

 

うっうん

 

そう咳払いをすると

 

王は袖から手を出し王妃の可愛らしい

手を掴みぎゅっと握りしめた

 

 

そうそう

よいのです

それで

 

 

そういう顔をするチェ・ヨン

 

 

 

ああそういう微笑みの顔も素敵すぎる

 

化粧品屋の女主人は

 

すごい光を伴って現れた二人に

やられっぱなしで

 

化粧品なんてものはこの二人

つけない方がよっぽどいいでしょう

 

そう思いながら

二人が美しすぎて今にも倒れそうに

なりながらなんとか壁にもたれかかり

それをこらえていた

 

 

 

そうそう機嫌の悪いテマンがいた

 

 

 

テマン

 

そうチェ・ヨンがぶっきらぼうに言う

 

お前唇がいつも乾燥して

荒れているだろう?

あれ舐めすぎだぞ唇

 

よいからこれ買ってやるから

毎日つけろ

 

そう言い女主人から

軟膏のようなものをもらうと

それをテマンにぽいっと渡した

 

 

これでお前に買ってやったからな

よいな

 

 

テマン…泣きそうだ

 

今までテジャン

魚を焼いてくれたり

飯を食わせてくれたり

 

そういうこと何も言わずにしてくれたけど

そうして俺を育ててくれたけど

 

このような言葉つきで

もらったことなどなかったから

 

チェ・ヨンがテマンのことを

どのように見てて

だからどうしろなどという

解説のような言葉

 

もらったことがなかった

 

 

いつも

 

先ほどのように顎で

 

 

または無言で瞳だけ

 

 

そのようなやり取りだった

テジャンとテマン

 

阿吽の呼吸と言えばそうだが

一言あるとやはり気持ちが伝わる

 

それがこれほど嬉しいこととは

テマンは思わなかった

 

 

思わず満面の笑みでテジャンに

あ…あり…ありがとうございます

こ…こ…これ

い…一生の宝にしますから

 

 

またテジャンがぱんっと

今度は尻を叩いた

 

 

お前な

これを一生のっておい

俺がどれだけ

何もやってないというような

言い方するんだよ

 

まったく

いいからいっぱいつけろ

毎日何回も

 

わかったな

また買ってやるから

 

 

 

それとあれだ

 

そういうと少しテマンに耳打ちした

 

さきほどのウンスのこしょこしょではなく

ただの耳打ちだ

 

 

お前な よいか

よく聞けよ

 

さきほどのウンスと俺のその…あれ

あれについて

誰にもしゃべるなよ

 

よいな分かったな

 

そいうと今度は思いっきり

テマンの尻を手ではたいた

 

 

 

もう…テジャン

さっきから叩きすぎよ

テマンさん可哀想じゃない

 

そう言うウンス

 

だがテマンのにやっとした目をみて

思わず目を逸らした

 

恥ずかしすぎて

 

チェ・ヨンがそれを見て

またテマンの頭をぱしんっと

たたいた

 

 

お前さっきの返せ

やっぱりなしだ なし

 

早くよこせ

 

そうチェ・ヨンが言う

 

 

 

テマンはもう何がなんだか分からず

本当に困っている

 

 

 

見かねたヘジョンが助け船を出した

 

テジャン もういいじゃない

 

ほらテマンそれを持って

外に出て様子を見てきてくれる?

 

そろそろ酒屋へ行くから

いいわね

 

そうヘジョンが言った

 

 

罰が悪そうなチェ・ヨン

 

 

 

思わず顎をいったん引き下を向いてから

ウンスに言った

 

 

ほらウンス

欲しいものがあるのだろう?

 

 

早く買え

次はついに酒場だぞ

滅多に飲めない酒だぞ

 

 

今日は一杯だけ飲ませてやるから

ほら

 

どれが欲しいのだ?

 

そう言いながら

 

 

そうそう…と

 

王と王妃に椅子を持ってきて

座らせる

 

お前たち本当に気がきかないな

まったく

そんなことじゃ困るだろう?

 

とテジャンなのに

いつものように顎で

指図するだけでなく

何やら甲斐甲斐しく動いている

 

もしや…

 

ウンスにまめまめしく世話を焼く

あまりそれが癖になってきたの

だろうか…

 

まさか…皆がそう思っていた

 

 

そんな中ウンスは

 

これとこれとこれとこれと

 

結構たくさん女主人に

渡していく

 

 

ねえヨン~♡

 

 

これは困った

ヨンに思いっきり甘えている声だ

あの♡マークまでばっちりついている

 

 

いやウンス的には普通に話している

つもりだったが

 

 

そのあれだ

さっきの超超超吸引キス以来

 

 

ウンスはヨンのキスの虜になっていて

もともとヨンの口づけは大好きだったが

あのしびれは半端なかった

あれだけで…ってしまうくらいの

本当にすごい超超超吸引キス

 

もうヨンの唇と瞳をみただけで

腰が…ガクガクしてくる感じ

 

そのような想いを躰が感じているから

まあしょうがない

 

 

 

チェ・ヨンに

 

お願いヨン……が欲しい

 

と周りの者が意味を完全に

取り違えることを

また言ってのけた

 

 

 

チェ・ヨンが顔を真っ赤にして

ウンスの口をふさぐ

 

そしてこしょこしょ話で

だがウンスの耳にちゃんと自分の声が

届くよう

耳たぶに唇を近づけていった

 

 

 

ウンス!しっかりしろ!

もう頼むぞ

 

お前も何もしゃべらなくてよいから

黙ってろ

よいな

 

そういうチェ・ヨン

 

 

ウンスは分かったのか分かってないのか

どうなのか…

 

 

 

よく考えれば可愛そうなウンス

 

あんな激しい30分

正確に言うと見つめ合っている時間が

あったから

20分くらいか…

 

その間に何回…一、二、三、四…

 

 

いやウンスが希望するヨン回以上は

確実に…

 

 

 

なのにその後すぐにこのようなところに

連れてこられ

普通にしてろという方が

可哀想だ

 

 

女子には余韻を楽しむ時間が必要で

ウンスはまだヨンとの素敵な

夢の中にいるのだ

 

 

むりむり

 

 

そんな天然ウンスにこのような場を

切り抜けるなどと

 

 

 

チェ・ヨンはぶつぶつ言う

 

だから二人だけが良かったのだ

まったく…

そしたらここでも

べったりとしながら

口づけでもかわしながら

選べるのに…まったくほんとに

 

 

まだ言っている

 

 

とにかく周りがもうどうすればよいのか?

 

そういう顔をしてチェ・ヨンと

ウンスを見つめていることに

はっと気づき

 

 

女主人に言った

 

 

さきほどウンスが選んだもの

すべて包みクッパの店まで

届けておいてもらえるか?

 

障子の部屋に置いておいてくれ

 

そう頼んだ

 

 

はいわかりました

 

 

ではこれらと

もう一つあるのです…

 

 

そう言った

 

 

ん?そう思ったが

聞き流すチェ・ヨン

 

 

王様と王妃様も

もうよろしいですか?

良いものが手に入りましたか?

 

そう聞くチェ・ヨン

 

 

 

ああすごく楽しかったぞ

 

女主人とチャン・ビンが

たくさん説明してくれたからな

 

 

 

チャン・ビンが?

なぜ?

 

 

 

そうチェ・ヨンが女主人を見る

 

 

それは後で…

そう言ったところで

 

 

 

チュンソクが戻ってきた

 

ああ皆さまお揃いですか

 

酒屋はすでに準備できておりますゆえ

では急ぎいきましょう

 

そう言った

 

 

 

テジャンには

 

王様達をお連れしますから

 

テジャンと医仙様は

お二人でいらっしゃって下さい

 

スリバンも護ってますから

大丈夫ですから

 

そう言い皆を引き連れて行った

 

 

今度はテマンもヘジョンも

同行したから

 

 

 

この部屋には

チェ・ヨンとウンス

 

そして女主人だけが残された

 

二人と一人

 

 

確か小物屋でもそうだった…

 

 

二人きりになると…

二人のそれぞれがまた疼きはじめた

いや…ずっと…そうか…

 

だめだ…俺たち

 

 

どうする…

 

ウンス…

 

 

チェ・ヨンが耳元で囁く

 

 

へ…?

 

そういってチェ・ヨンを見つめる

ウンス

 

 

へ……え……と

 

 

酒屋よね

酒屋へいかなきゃ

 

私…

 

そう言いながらふらふらと

扉の方に行こうとするウンス

 

 

チェ・ヨンは右腕をすっと出し

ウンスの同じく右腕を掴むと

ぐっと引き寄せ

再び自分の胸へ引き入れた

 

そして抱きしめる

ウンスの髪に自分の顔を埋め

 

 

抱きしめる

強く強く…

 

 

ウンス…両腕がぶらんと力なく

ぶらさがった

 

そして躰は脱力

 

もうだめなのだウンスは

チェ・ヨン…一体どうする気だ

 

 

この状況で酒屋にいけるのか?

 

 

王はチェ・ヨンと一献傾けるために

わざわざ来ているのだぞ

 

そして一言言えば

また王宮にすぐ戻るつもりなのだぞ

 

もともと長居などする気はないのだ…

 

 

 

 

チェ・ヨンはそれが頭では分かっていた

だがこの想いがどうしても

躰がどうしても

 

 

 

分かった

 

分かったから

 

ウンスは俺が責任を持って

なんとかするから

 

今この一瞬だけいいだろう?

お願いだ

 

 

 

 

いったい誰にお願いしているのか

 

 

 

 

そう言うとウンスの瞳を見つめ

 

 

ウンス…しっかりしろ

しっかりしてくれ

 

 

もう少し…酒屋で王様と話をしたら

そしたら俺たち再び

 

よいな

それまで頼む

 

話さなくてよいから

頼む

俺のそばにいてくれ

 

よいな

 

よいな

 

すまぬがしばし我慢してくれ

 

よいなウンス

 

よいな…

 

俺の妻…

 

ウンス

 

 

そう瞳で強く訴えるチェ・ヨン

 

よいな

よいな

 

というチェ・ヨンの声が

耳にだんだん大きくこだましてきた

ウンス

 

夢見心地

夢うつつの

状況からようやくこちらへ戻ってきて

 

目に力が入ってきた

躰にはまだ力が入ってなかったが

それは俺がどうにかする

 

そうチェ・ヨンは思っていた

 

頭さえ少しはっきりしてくれれば

 

 

そう想い…

そうだ俺のあれで気付けを…

 

 

 

そう思うと女主人の前ではあったが

この者も小物屋と同じくらいすごい

 

だからよいな

 

そう女主人に目配せすると

 

 

 

ウンス…

 

そう言いウンスの顎を引き

自分の方を向けると

 

最初からその反り返り力強い

舌でウンスの唇をこじ開け

ねじ込むと

ウンスの舌を探し

絡ませた

 

ウンスの舌がだんだん力を増し

チェ・ヨンのそれと

再び結びあおうとしている

 

 

部屋中にあの

ちゅぅぅぅぅぅううぅぅ

 

ではなく

今度は

 

つぅぅうぅぅっぅぅぅぅうぅ

 

という音のあと

 

ちゅっ

つぅっつつ

ちぅっぅつ

 

などと幾度となくいろんな音が

飛び交う

 

 

もはや二人の頬はへこみっぱなし

ウンスも力が入り

チェ・ヨンなどはその数倍も

力が入り…

 

かなりの間熱い口づけを

かわすと

ウンスの躰がぐたっと落ちた

 

 

慌ててそれを抱えるチェ・ヨン

 

はあっはあっはあっはあっはあっ

そう息があがりそうな

 

 

チェ・ヨンとウンス

 

 

少し時間をおいて落ち着くと

 

ウンスが息絶え絶えながらも

言った

 

ヨ…ン…すご…い…

 

私…がま…んする…から

 

 

 

うんうん

 

そう頷くチェ・ヨン

 

ウンスの躰を抱えると

 

大丈夫か?そういう顔を

ウンスに見せるチェ・ヨン

 

 

首を横に振って

 

 

大丈夫…じゃ…ない…け…ど

今…ヨンから…もらった…

から

私…ヨン…の…奥…さんだか…ら…

私…我慢…するから

 

その言葉が可愛くて

一つ軽くキスをすると

一回軽く抱きしめ

 

 

これでなんとか少しはもつか

そう思ったチェ・ヨン

 

 

では酒屋へ行くぞ

ウンス

 

 

お前の好きな酒だ

酒が飲めるのだぞ

 

よいだろう?ウンス

 

ほら

酒だぞ

酒なのだぞ

 

 

そうやってウンスの平常心を

呼び戻そうとするチェ・ヨン

 

酒酒言われて

ウンスもだんだん少しずつだが

その気になってきた

 

チェ・ヨンにもたれかかりながら

女主人の方を向き

 

今回は…ご迷惑…ばかり

かけて…すみません…でした

 

 

なんとかそう新妻らしく

あいさつしたウンス

 

 

女主人はいいからいいから

そういう顔をして

 

 

さあ早くいきなさい

そういうそぶりを見せる

 

 

そしてチェ・ヨンを呼び寄せる

 

 

ヨンは何事かと思いながらも

ウンスを側にある椅子に座らせると

女主人の方を向いた

 

女主人は小声でウンスに

聞こえないように言った

 

これなんだけど

 

そういって香が入った瓶をわたした

 

これ…どうやら医仙が好きな

香りらしいの

 

それをね…このような時に

悪いとは思うのだけど…

 

チェ・ヨンはもう大体のことは

分かっていた

 

さきほど王と王妃に詳しく説明

したというチャン・ビン

 

そして俺の知らないウンスの好きな

香り…

 

 

俺の知らない…

そのことで腹の底が煮えくり返る

想いだったが

 

 

チャン・ビンなら

しょうが…ない

 

 

そう想いそれを受け取った

 

これをどう言って渡せばよいのか?

 

ウンスに

 

そうね…

チャン・ビンは捨ててくれって

言ったけど

 

結構いろいろと調合してて

この香り作るの大変だったのよ

 

あなたに渡しておくから

あなたに任せるわ

これは

 

俺にこれを託されても

俺はこれをどうすればよいのだ

 

まったく…

 

そう言いながらも一応胸に

しまうチェ・ヨン

 

このような想いの入った香り

ウンスには絶対に渡せぬ

 

チャン・ビン悪いが

これは俺が胸のうちにしまうゆえ

 

すまぬ

 

そう言って

 

さきほどうなだれて出て行った

チャン・ビンの姿を思い出し

 

可哀想にはなったが

それとこれとは別だ

 

ウンスがこれを見たら

またチャン・ビンを可哀想に思ってしまう

そのような目をして見ることの方が

チャン・ビンには辛いはず

耐えられぬはず

 

 

ウンスには知らせないでおこう

いましばらく

 

落ち着くまで

時が経つまで

 

そう思い

 

女主人に挨拶をすると

 

 

 

そうそうこうも耳打ちしていた

 

あの奥の部屋

また使うゆえ

よいな

 

俺の部屋だからな

他のものは絶対に入れるな

 

よいな

わかったな

 

そう念を押すと

 

 

 

ウンスとともに酒場へいこうと

椅子に座っているウンスに目をやった

 

 

ああ…これはだめだ

そう思い

 

さあっ

 

そう言いウンスの前にかがんだ

 

 

へ?

 

なに?

 

よいからほら

早くウンス

 

ほら

 

この方が横に抱かれるより楽だろう?

 

ほら早く

ここに

 

俺の背中に掴まれ

 

そういうチェ・ヨン

 

それ…っておんぶするってこと?

 

おんぶ?

私が?

 

子供の時以来

してもらったことないけど・・・

 

おんぶ?

 

ウンスはなんだかおかしくなって

歩けるわよ~私

 

そう言って立ち上がろうとしたが

だめだった

脚になんだか力が入らない

 

 

ほらだめだろう?

もういいから早く!ほら

 

そう言ってウンスに背中を力づけ

ようやくウンスはチェ・ヨンの

背中におぶさった

 

 

ウンスを背負いさっと立ち上がる

チェ・ヨン

 

 

すごいなこの男は

ずっと…だったのに

 

本当に疲れ知らずというよりは

前よりも力がみなぎっている

 

まあ当たり前でもあるが…

チェ・ヨンであるから

 

 

 

さあではいくぞウンス

 

酒屋へ

お前の大好きな酒を飲みに

 

そうウンスを背負いながら横を振り返り

ウンスと目を合わせた

 

 

うん…ヨン

ありがとう

 

 

温かい…ヨンの背中

 

おい…ウンス

寝るなよ

また

 

よいな

 

寝ちゃだめだぞ

 

俺はお前と話しながら

行きたいのだからな

 

分かったな

 

そうしつこく

言いながら出ていくチェ・ヨン

 

 

あ~あ~

これは本当に大変だ

小物屋の主人にさっき

聞いていたけど

話以上だわ…まったく

 

 

そう化粧品屋の女主人は思った

そしてこうも…

この二人

本当に面白すぎる

そして可愛すぎる

 

それにあのチェ・ヨンを

こんなにしちゃう医仙ってすごい

すごすぎる…

 

いったいどんな…

 

そう想像し頭を左右に振る女主人

 

 

だめだめ

そうそう

こんな可愛い二人のために

あの部屋

 

ちゃんと掃除して…って

大丈夫かしら

後始末は

 

まったくもうなぜ私が

こんな事後処理を…

 

まあいいか

あのかっこいい

チェ・ヨンの…だものね

 

役得か 逆に

 

そう言いながらいそいそと奥の部屋と

向かう女主人

 

 

 

ここは秘密の隠れ家

誰にも知られてはいけない隠れ家

そのために作った隠れ家

 

そうチェ・ヨンが作った隠れ家

さっきはしっかり芝居したわね

あの男…

さすが策士 チェ・ヨン

 

でもこの二人の隠れ家

私が絶対に護ってあげるから

大丈夫

 

隠れ家

二人の

隠れ家

チェ・ヨンと医仙の…

 

 

そう言いながら足取り軽く

奥の部屋へと入っていった

 

 

 

 

image

ウンス…よいかこの口づけをしたら

しばし我慢しろ

またしてやるゆえ…

障子の部屋まで…しばし我慢しろ…

 

 

 

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5 Comments

yukiukiyon  

5. Re:自信たっぷり

>marumomoさん

忘れてた!
チャン先生ラブ物語
すぐ行きますからね~~
ラブどんどん増殖しますから
お楽しみに~~

2016/03/22 (Tue) 13:40 | EDIT | REPLY |   

yukiukiyon  

4. Re:自信たっぷり

>marumomoさん

コメありがとう♡
自信にあふれてましたか?
なら良かった~~

昨日昼は今日話進めるぞ~~なんて
いっておきながら
他ブログやら調理やらして全然
書かなかったから
窓のとこに座って拗ねてましたよ~~
ヨンが

だってウンスとラブすぎて
私こそ拗ねてやる気がいまひとつ...ww.

おんぶダメって言ってたヨンですが
この超安全スリバン街では
それもオッケー
みんな民はここに引っ越したいですよね
ヨンに会える確率も高いし

さっきちょっとお茶タイムに
スリバン街の見取り図
書いちゃいましたよ
今度アップしますね~~www.

超×3吸引キスのために
肺活量鍛えといてくださいね♡
あと頬筋肉痛になりますから
気をつけて~~
これ、音を出せば出すほど
ヨンは燃えますからね~~
そのテクも磨いといてくださいね
あ一人でもできますからね~~www
私実証済みですから(^^;;
擬音研究のために
どんだけか(・・;)

っと今東京駅コンコースに立って
スマホうち。やばいぞww

では、また後ほど~~

2016/03/22 (Tue) 13:36 | EDIT | REPLY |   

marumomo  

3. 自信たっぷり

こんにちは(^^)

ヨンしっかりと愛を確かめ合って
自信たっぷりですね(≧∇≦)

自信に満ち溢れた笑顔、輝く瞳、力が入った甘い響きの声、いままでも素敵でしたが、また一歩
魅力を増したヨンですね~♡♡♡

チャンビンがちょっとかわいそうなので気になってしまいます(°_°)

ウンスもヨンの超超吸引キスにやられちゃいましたね~~(^o^)
想像しただけでも、わかります♪
その威力(笑)


おんぶしてもらっていいなー
ウンスは本当に幸せ者ですね~♡

2016/03/22 (Tue) 13:24 | EDIT | REPLY |   

yukiukiyon  

2. Re:無題

>91714hahaさん

コメありがとう♡
そうヨンさん超超超吸引キスは
余計やばくなるとは思ったが
ウンスの意識を手っ取り早く
はっきりさせるのに
自分のこの最大の武器しか
思いつかなかった♡♡♡
そう!思いつかなかったの~~単に(^^;;
麻薬
素敵な響きです♡

2016/03/22 (Tue) 07:45 | EDIT | REPLY |   

91714haha  

1. 無題

ヨン男としての自信が溢れてますね(*^.^*)
相変わらずウンスしか目に入ってませんが・・・
ヨンの口づけは麻薬だから
ウンス大丈夫?
これからお酒も飲むんでしょ?
うふふ・・・障子の部屋に辿りつけるかな(笑)

2016/03/22 (Tue) 03:48 | EDIT | REPLY |   

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