No Life No Lee Min Ho イ・ミンホ

イ・ミンホ Movie・FF・Photo

新たなる戦い 19 ーヨンとウンスの初でえと 小物屋で♡つげ櫛渡すヨンー

チェ・ヨンとウンスの

初でえと

 

ヨンが

 

ずっとずっとず~~~っと

 

行きたかった

初でえと

 

 

 

いやいやいや……

 

 

 

さすがにちょっと…甘すぎるか?

 

あの天下のチェ・ヨンに

高麗の迂達赤隊長に

 

ず~~~っとは

 

やりすぎだろうか…

 

 

だがそれほどチェ・ヨンは

ウンスと二人でこのように

 

夜店をぶらぶらと

 

ただ目的もなくぶらぶらと…

 

 

時間も気にせず

敵も気にせず

周りの目も気にせず

 

本当に

何も気にせずに

 

ただただ

ウンスの喜ぶ顔を見ながら

 

 

ぶらぶらと

 

 

することを

 

夢見ていた…

 

 

 

その

 

夢見る

 

の夢は

 

ただの願望の夢ではなく

 

チェ・ヨンの場合は

その域を完全に通り超して

 

本当の

 

夢を

 

見ていたのだ

 

 

 

 

夢に生きる

 

いやもちろん現実に生き

前を見て進んでいる

男前すぎるほど男前の

 

チェ・ヨンだが

 

 

夢見る乙女…ではなく

夢見る男の

 

チェ・ヨンは

 

 

この今の二人のでえとを

 

本当の夢での中で

すでにシュミレーションして

楽しんでいた

 

 

 

何回も何回も…何回も

 

 

 

この夢が一番見たい…

 

いや…

 

一番見たいのは

実は別の…夢ではあったが

 

やはり若い男ゆえ…

健全すぎる男以上の男

チェ・ヨンであるがゆえ…

 

それはもうそのような夢

とても嬉しくはあったが

 

 

それと同じくらい…

 

 

ただ何をするわけでもなく

ただぶらぶらと二人で歩くだけ

 

ウンスがとびっきりの笑顔で

とても嬉しそうな顔で

俺を見る

 

そして…

 

自分の小物を選び

その選んだ小物を

 

俺がよしよしと買ってやる

まるで子供に買ってやるように

 

 

わかったわかった…

お前に買ってやるから…

 

 

そのような

当時ありえないと思っていた

チェ・ヨンの夢を

何回も見ていた

 

 

だが その時は確かに嬉しかったが

目覚めた時の半端ない喪失感といったら

いかほどであっただろうか

 

普通の愛であれば

 

はあ…よかったと

その余韻に浸ればよいが

 

チェ・ヨンの場合

 

例え命尽きてもまた生きて

必ず探し再び会う

 

これほどの半端ない愛だ

 

 

 

 

 

 

 

分かるだろうか…

この俺の気持ち

 

俺が昼寝から目覚めて

何回…

 

考えられないこのようなこと

絶対にあり得ない

してはいけない

 

そう思い

いつもそう思って

 

辛かった…

 

その後ウンスを護るのが

夜のウンスを護のが

 

 

それでも俺は行った

ウンスを護るために

 

 

だから影からそっと覗いていたのだ

近づいてしまったら

何をしでかすか分からなかったから

 

 

ははは

実際しでかしてしまったがな

 

 

 

だから本当に

こんな夢見ないほうがよかったと

何回思ったことか

 

だがまたその夢を見て

ウンスの笑顔を見て

 

とびっきりの笑顔で微笑んでいる

俺がいた

 

自分でも見たことがないような

だが

自分の顔

確かに俺の顔

 

なんて顔をして俺は微笑んでいるのだ

ウンスに

俺は

 

 

それほどまでに想っていたのに

 

俺はウンスのことなど

これっぽちも想っていないと

ずっとうそぶいていた

 

そうなのだ

 

ウンス…

 

 

 

 

 

あ………

 

最後にウンス…といった時

自分の声が自分の耳に入ってきて

 

 

驚き

 

 

うつむいていたチェ・ヨンが

顔を上げ

 

ウンスの瞳と目があった

 

 

いつもなら心の中で想っていた

このようなこと…

 

自分の想いなど心の中に

しまい込んでいた

 

 

だが俺は…

 

 

俺は…

知らず知らずのうちに

 

今口に出して…

 

ウンスに話していたのか

 

俺は…

 

この話を

 

 

 

 

瞳に少し雫を溜め

チェ・ヨンの躰に抱きつくウンス

 

 

ヨン…

 

 

ヨン…ヨン…ヨン…ヨン!!

 

 

あなた

そんなに私のことを

 

想っていてくれたの…

 

そんなに…

 

 

もうこのような話

かなりしてきたはずだったが

 

 

何分

このような

 

でえと

 

すら…これが初めてという二人

 

 

いや…仮祝言を挙げたあの晩

回廊を歩いたのを

 

 

でえと

 

 

そう言うなら

これが2回目だろうか?

 

 

 

だがチェ・ヨンは

これが

 

初でえと

 

そう言い張る

 

 

なぜなら俺はあの時

ウンスに何も買ってやっておらぬから

 

 

そうだろう?

ウンス

 

 

そうきっぱり言うチェ・ヨン

 

 

うん…

 

 

今はチェ・ヨンに背中から抱きしめられ

ウンスの両肩に垂れ下がる

ヨンの力強い腕

 

若干ぶら下がっている…

そういった力の抜けた腕だったが

 

もともとが筋肉隆々のため

力が抜けていても

どうしても力強く見えてしまう

 

とにかく蒼色のかすりのような

迂達赤 隊長の衣が一番似合う

チェ・ヨン

 

腰のベルトがきゅっと

なっているせいで

 

女の私よりウエストが

細いんじゃないの?

ともすると

そのように想ってしまう

ウンス

 

とにかくヨンはスタイルがよすぎる

半端ない

 

天は二物を与えず

そう言うが

 

この人には

一体何物あたえてしまったのか

 

 

またウンスはヨンと初めて

心が通じ合ったあの日と

同じことを想ってしまった

 

 

 

もはやウンスにとって

 

初でえと

 

それは女子だから

すごく大事な思い出で

絶対に当面は

 

でえとの回数は数えなきゃって

思っていたが

 

今はそれよりも

この

 

このチェ・ヨンの逞しい

力の抜けた腕が

私に重なるヨンの躰が

 

気になって気になってしかたなく

 

 

これが初でえとだろう?

 

 

そういうヨンの言葉は

 

どうでもよいというか

半分適当に

いや上の空で返していた

 

 

うん…

 

そう…ね

 

と…

 

 

 

チェ・ヨンはというと

 

ウンスと心が通じてから

いつここに二人で来てもいいように

 

そのような時間など取れる訳ない

と思いつつも

 

用意を周到にして

念に念を入れすべて調べ上げ

 

怪しい者と爪の垢ほどでも感ずる者は

すべて排除していた

 

いや…実を言うと

高麗の街で一番安心できるのは

 

このスリバンのアジトで構成される

ここ

 

だから

叶わぬ夢とは思いつつも

ここだけは

 

俺とウンスのために

何かあればここにウンスを連れてきて

喜ばせてあげようと…

 

例え心が結ばれていないとしても

 

ウンスの喜ぶ顔くらいは

見ることができるのではないかと

 

そう思い

ウンスを高麗に連れてきてから

 

ずっと

 

この街を徹底的に

自分を知る者だけで

構成するようにしてきた

 

だから俺たちの周りにいるのは

気頃しれた安心できる者だけ

 

俺のことを

よく分かってくれている者だけ

 

 

 

だから…

 

 

 

俺はウンスに今何をしてもよいのだ

そうチェ・ヨンは想い

 

大胆にもこのように

ウンスに後ろから抱きついている

 

初めて口づけした日

初めて手を握った日

初めて抱きしめた日

 

そのような日に見せていた

チェ・ヨンの

 

その瞬間瞬間のウンスの動きに

 

はっ

 

と驚くような……

 

心に何かが刺さったかのように

はっとする顔など

そこにはまったくなく

 

もはや至極当然というしたり顔で

ウンスに手を回し

にやけながら

べたべたと…

本当にべたべたとしている

 

 

同一人物とはとても思えない

 

 

一緒に

テジャンの指示通り店の中に入り

 

中に怪しい者がいないか

一応見張っている

テマンとミソン

 

本当に念には念を入れる

そのためだけに見張っている

二人

 

 

そのような者絶対にいないと

分かっていても

 

 

 

だが…

 

 

 

そのテマンとミソン

 

二人のキスシーンや

熱い抱擁シーン

 

実際に目にしているあり得ない

数々の光景

 

そしてクッパの店から聞こえてきた

お湯の音からの妄想で

 

もはや完全に頭がおかしくなっていた

 

 

俺たちこの先結婚できるのか?

 

このように熱い二人を見て

もうお腹がいっぱいになりすぎて

 

自分は結婚できなくなるのではないか?

今ではそのような恐怖すら

感じるようになっていた

 

 

 

テジャン…お願いですから

少し離れてもらえませんか?

 

 

俺も男ですし

ミソンは一応まだ若い女性で

 

 

ちょっとそのようなお二人の姿を

ずっと見ていると

おかしくなりそうで

俺…もう…無理なんです

 

 

本当に…

 

 

そうテマンが言う

 

 

 

お前 何を言っているのだ

修行が足りぬぞ!

 

しっかり気合をいれろ‼︎

 

 

男たるもの

何があっても護る時は護るのだ

よいなっ

 

そう言ってテマンの尻を一発

脚で蹴った

 

 

ウンスが我に返り止める

 

 

ひどい!ヨン

 

 

そんなひどい人だなんて

私思わなかった

 

 

そう本当に怒っているウンス

もうほっぺたを膨らまして

顔を赤くして

 

ようやくヨンと体を離すことができて

助かった…

 

そのようなことも少し思いながら

そうそっぽを向いて怒っていた

 

 

焦るチェ・ヨン

 

 

このようなこと

いつもしていることだが?

何がいけないのだ??

 

本当に心からそう聞くチェ・ヨン

 

 

あなた

だって

 

 

自分はしたいことをしていて

それを護ってくれている人を

脚で蹴るなんて

 

ひどいと思わないの‼︎

本当に?

 

 

 

意外とウンス

だんだん火がついてきて

本当に怒ってきた

 

そうだそうだと頷く

テマンとミソン

 

やはり医仙様を味方につければ

よいのだ

これからは…

 

そう確信したテマンとミソン

 

完全にウンスの側について

ウンスの背後に回る

逃げるように

 

チェ・ヨンは上唇で下唇をかみしめ

握り拳を一瞬振りかざしたが

 

 

 

もちろんテマンに向かってだが

 

 

 

それを目で諌めるウンスを見て

悔しそうに引き下がった

 

 

それに…

 

 

いたっ

 

先ほどウンスと血の滲むような

激しい口づけを交わしたため

痛い…少し…唇が

 

そう感じて少し顔をしかめると

 

ウンスが駆け寄り

あの怒っていたウンスが

駆け寄ってくれて

 

 

 

ヨン大丈夫?

 

どうしたの?血が出てるじゃない

まったく

そんなに噛み締めて!

こんなことで

 

…と言った

 

 

ひどい…ウンス

 

 

俺は思わず…

 

 

そうじゃない‼︎

 

そうじゃないだろっ

ウンス‼︎

 

 

 

先ほど俺たち…

 

 

……しただろう?

 

いきなり語気の勢いが落ちる

チェ・ヨン

 

 

 

ウンスの唇の端が

同じように少し血で滲んでいる

のを見たから

 

ああ…大変だ

俺のせいで…

 

そう思い

つい…

 

ちょろんと

自分の舌で舐めてやった

 

ウンスの唇を

 

 

見るとなにか余計

血がでているようにも見える

 

 

単にチェ・ヨンの唾液が

ウンスの唇に張り付いて

光って見えるのが

血が増しているように

見えているだけだが

 

チェ・ヨンにはそのように

見えない

 

 

ああまだだめか

その血…

早く止めてやらねば

 

そう思い

慌ててウンスの首を

後ろからぐいっとつかみ

自分に引き寄せると

 

 

大丈夫か?

ウンス…

 

ウンスの瞳を見つめながら

 

すまぬ…

 

許せ…

 

俺が悪かった

 

すぐに止めてやるから

その血…

 

 

そう言って

ウンスの血が出ているところに

その器用な赤い舌を

ちろちろと這わせ

舐め上げていく

 

 

チェ・ヨンは大真面目な顔で

ウンスの唇を見つめながら

 

大丈夫だろうか

 

そう想い

 

しみないようにしみないように

ウンスの唇の血の滲んでいるところを

 

そっと静かに触れるか触れないか

くらいの感じで

 

ちょろちょろと舐めていく

 

 

ウンスはたまったものではない

 

先ほどは後ろからチェ・ヨンに

寄りかかられていただけで

大変だったのに

 

今度は唇攻めだ

 

確かに唾液をつけておけば

みたいなことは

昔オンマに言われたりしたけど

 

こんな自分のじゃなくて

チェ・ヨンの…

 

しかも舌で

あの器用な舌で…

 

 

ああああっ

 

 

思わず堪らず声を…

漏らしてしまった

ウンス

 

 

 

ばたんっ

 

 

 

 

まずい

 

 

ついに…

ミソンが倒れてしまった

 

ミ…ミソン…大丈夫‼︎

 

 

思わずヨンを突き放して

ミソンに駆け寄るウンス

 

 

 

 

もうなんなのか

 

 

一体髪飾りは…

 

 

 

髪飾りの吟味は?

いったいいつするのか?

だんだん本当に手が痛くなってきた

 

いつまでたっても終わらない

この恋物語

 

いつ小物屋の女主人と

話せるのだろうか

 

本当にそう思う…

 

 

 

 

 

とにかくミソンに駆け寄ったウンス

 

大丈夫?ミソン‼︎

 

 

あ…ああ大丈夫ですから

ちょっとその椅子にぶつかっただけで

 

 

 

あのチェ・ヨンが

そのようなことするなんて

信じられず

 

ちょっと驚いただけですから

 

そう言ってすぐに立ち上がるミソン

 

 

 

子供のころからのチェ・ヨンを

知っているミソンは

昔を一生懸命に思い出し…

 

最近のテジャンの印象が強すぎて

大変だったが

なんとか思い出し

 

 

確かに幼少のころは

このように天然というか

天真爛漫だったな

チェ・ヨンは…

 

そう思い直すと

 

テジャンになってからの

イメージは捨てて

 

幼少の頃のチェ・ヨンと思うのだ

 

と何回も何回も心に刻み

 

 

 

ウンスに言った

 

 

あの…

ここは本当に大丈夫のようですから

テマンと外に出ていてもよいでしょうか

 

 

ウンスは振り返り

 

 

いいわよね?ヨン…

 

 

そう聞いた

 

 

絶対にいいって言いなさいよ という

命令に近い瞳をしながら

 

 

その表情に

たじたじとしながら

 

 

あ…ああ

まあ…いいだろう

 

 

では…

 

外をしっかりと見張っておけよ

万が一ということがあるからな

 

 

 

それからミソン

ヘジョンにもだ

 

これやるからお前ら使え

 

 

あれだ

あれ…

 

ウンスがお前たちにといって

先に買っておいたのだ

 

だからそれ…よかったら使え

 

 

そう言ってぞんざいに

柘植の櫛を二つ渡した

 

 

無垢のままで装飾などない柘植の櫛だが

とかせばとかすほど

髪がなめらかになる

 

櫛の歯も心を込めてきれいに削られており

 

一目見て

簡素に見えながらも

かなり上質なものだということが

よくわかる…

 

 

 

チェ・ヨン…

 

 

 

驚くミソン

 

チェ・ヨンがこれを私たちに?

テジャンが??

 

いやウンスからだ

そうだな?ウンス

 

 

そうだと言えよ

 

今度はチェ・ヨンが目で

脅してくる

かなりの迫力で

 

 

ウンスは嘘はつきたくなかったが

 

 

あとで言えばいいかっ

ここは面倒くさそうだし

うちの旦那様が

 

そう思い

 

 

え…ええ そうそう

そうね

 

と言った

 

 

 

テマンが言う

 

テジャン

俺には何もないんですか?

 

ひどいじゃないですか

そういう顔で

 

 

テマンさんにはここで

テジャンに何か買ってもらうから

 

ね いいでしょ

それで許して

 

ウンスがテジャンに目配せする

 

 

そうしろという目で

 

 

テマンはテジャンの顔をちろっとみながら

 

本当ですか?

テジャン

 

 

あ…ああ

 

まあよい

そうするから

 

ほらほら外に出て

しっかり見張れよ

 

スリバンにもそう言っておけ

 

 

そう言って二人を外にようやく出した

 

 

 

はあっとため息をつく二人

 

 

なんだか疲れたわ…私

 

そう言うウンス

 

 

そうだな

俺もなんだか疲れた…

 

 

店の中にあった椅子に

思わず座り込む二人

 

 

そして見つめあって

思わず

 

笑った

 

最初は静かに…

だんだんと大きな声で

 

 

ははははは

 

 

ははは…あっ

ふふふふ

 

一応おしとやかにしておかないと

ここの女主人に

 

チェ・ヨンの奥さんは

なんだか

お上品じゃないですよ

 

なんて言われたらたまったものではない

 

 

そう思い

途中からちょっとおしとやかな

笑いに変えてみた

 

まったくがらではないが

 

あ…たまにそのようにもなるが…

 

 

では

俺の奥さん

 

そう両膝を両手でポンっとつきながら

 

チェ・ヨンが立ち上がり

店の女主人に目配せした

 

 

いっぱい小物があるが

どれがよいか?

 

どれでもよいから

好きなものを選ぶといいぞ

 

 

そう言って

ウンスに

 

ほらこんなにあるぞと

言いながら

 

その背中をいっぱいの小物の前に

押し出す

 

 

へえええええ

すごいっ

 

高麗のものってこんなに

いっぱいきれいな装飾が施された

ものがあるのね…

 

全部芸術品みたい

 

 

でも…ほら私

あんまり華美なものは

好きじゃないのよね

 

 

シンプルなのが好きなの

 

ヨンわかる?

 

シンプルの意味

 

simple?

 

簡単…いや簡素なということか?

Is it …right ?

 

 

Oh My God!


Great‼︎  Yon !!

 

な…なんだウンス

本格的にしゃべるな

 

まったく調子にのって

 

ヨン…すごい…

 

本当にどうしたの?

 

シンプルの意味がわかるなんて

 

Simple is the Best.

 

そういう信条だな

ウンスは

 

多分…

 

 

前に しんぷる という言葉を

ウンスが使っているのを

聞いていたから

 

 

衣を選ぶ時にどれにするか?

 

 

ほら

チャン・ビンが聞いた時

 

お前

華美なやつじゃなくて

シンプルなやつがいいといって

 

 

下着みたいなものを着ただろう?

 

一度

 

 

俺は見ていたのだぞ

影から

 

あの時は本当に火を吹きそうだった

顔からな

 

すぐに行って

チャン・ビンの目を

つぶらせねば

 

そう思って走り出したが

 

チャン・ビンが一目見た後

目を伏せたため

 

思いとどまったのだ

 

 

それ以来しんぷるとはなんだろう

と思い

 

この前教えてきてもらったのだ

 

 

この前?

 

教えてもらった?

 

誰に…

 

 

あ…ああ

 

その話か

 

もう今は…文字制限…いや時間がないから

この次にしよう

 

 

で…ウンス

この中で気に入ったものはないのか?

 

いいのだぞどれでも

 

父上にも了解を取ってあるのだ

 

 

崔家の家訓は

 

黄金を石ころのように思う人間となれ

 

だが

 

ウンス…そう言って俺をなぐさめて

くれたよな

天界の人が皆知っていると…

 

 

父上にこの前お願いしたら…

 

仮祝言の夜の日だな

何もせずにただ寝た

あの日…

父上にお願いしたら

 

よいぞ

 

と一言

夢の中で言ってくれたのだ

 

笑いながら…

 

 

 

 

 

ウンスは俺の妻であるから

望むものを

買ってやってもいいですか?

 

少しくらい高いものもよいでしょうか?

ウンスがそれを欲しいというなら

 

その代わり俺は

何もいりませんから

ウンスさえいれば

 

本当に俺は何もいりません

 

 

だから許してください

アボジ…

 

ウンスに金を使うことを

 

それだけです

 

俺は何もいらないのです

 

俺はウンスが…

ウンスだけがいてくれればいいのです

 

そして

ウンスを護らせてくれれば

 

それでよいのです

 

だからウンスには…

 

よいでしょう?

俺の妻ウンスには…

 

アボジ…

 

 

そうずっと夢の中で願い続けていたら

 

父上が

俺のみたことのない女人

いや…ウンスと似ていた

多分母上だろう

 

一緒に微笑みながら

 

よいぞ

ヨン

 

お前の望むようにしろ

 

今はお前が崔家の当主なのだ

お前は俺の崔家の

大事な跡取り息子なのだ

 

だからお前の采配で

お前の考えで

お前の思うとおり

 

妻…ウンスといったな

よい妻だろう

 

私が絶対に離すな

そういったあの人なのだろう?

 

その妻を慈しめ

思う存分

お前の力の限り

護り抜くのだぞ

 

 

そう言っていつのまに消えていった

微笑むだけの母上と一緒に

 

だから大丈夫だ

 

ほら 好きなものを選べ

 

そう言いながらウンスと

ああだ

こうだと

 

話し合う二人

 

 

するとそこへ女店主が

ウンスに一つの櫛を持ってきた

 

満足気な顔をするチェ・ヨン

 

 

これがお似合いになるかと思いますが

奥様

 

奥様…その言葉に

もうウンスは舞い上がっていたが

 

ものはよくよく吟味するしっかり者

ウンス

いや現実主義だったか…

 

 

シンプル

まちがいなく

私好みのシンプルさ

 

 

だけど…

 

 

なに?どうした

 

なにか不満でもあるのか?

 

んんんんん

 

といったきりのウンス

 

チェ・ヨンの顔に汗が滲んできた

 

ウンス

だめなのか?これでは?

 

がっくりしたチェ・ヨンは

うなだれた

 

だんだんなんとなく

腹が立ってきて

拗ねはじめた

 

反対を向いて腕組みをして

ウンスの方を見ようともしない

 

 

女主人が

ウンスに目配せをする

 

だめだめ

これはテジャンが…

 

そう口には出さぬが口真似で

そしてチェ・ヨンと指さして

身振り手振りで

 

 

チェ・ヨンが用意したらしいことを

伝えてくる

 

さっきチュンソクがいいと言ってた店

とかいって

さも初めてのようなこと言っていたのに

 

ヨンたら…

まったく…

 

 

 

ねえヨン…

私がでもこれちょっと

 

といったのはね

高いからよ

 

一目見れば高いのなんてすぐわかる

一応医者やってきてましたから

 

こんな高いものいらないのに

私にはすっごく美しく見えるけど

 

余計な装飾がまったくなくて

実用的そうで

使えば使うほど味がでる

 

そうさっきのと同じ柘植の櫛

 

わたし好きなの

実は柘植の櫛

 

これがあれば

シャンプー

リンスも

いらないし

 

梳かせば梳かすほど

櫛に味わいがでて

 

髪にもツヤが出るし

うねりも落ち着くし

抜け毛や切れ毛もなくなるのよ

 

ここまで高級だと…

 

私のはこんなに高くないけれど

ソウルに置いてきちゃったから

本当は嬉しい

すごく嬉しい

というか欲しかった

 

 

でも…

こんなに高いもの…

 

いいのかな

 

 

 

そういってよくよく見ていると

 

なんと

 

柳 運水

 

の文字が…入っている

 

これ…わたしの名前

 

ヨン!

 

ウンスは思わず振り返り

チェ・ヨンの首にぶら下がるように

抱きついた

 

ヨン!ヨン!

ありがとう

わたしのために?

 

チュンソクさんじゃないんじゃない?

 

これだってすぐにはできない

 

ずっと?

ずっと前から??

 

そう少し涙ぐみながら聞くウンス

 

ウンスに抱きつかれたチェ・ヨンは

すっかり気分を直し

 

 

いいのだ

いいのだ

 

そのようなこと

 

その櫛俺に貸してみろ

 

いやいや

そうだ

俺も実は持っているのだ

 

 

ほら

 

 

ヨンの胸からとりだした櫛

見ると

 

崔 塋

 

と入っている…

 

ん?

 

もう一つ名前が

 

 

崔 塋 ♡ 柳 運水

 

これは?

へ?

 

なぜ ♡ なんて知ってるの?

 

 

思わず恥ずかしくないのか

この男と

 

ぶっと

吹き出してしまったウンス

 

 

ぷっではないぶっだ

さあ大変

 

 

 

ウンス!

笑ったな‼︎

 

もう知らぬ

俺は

 

勝手にしろっ!!

 

実はチェ・ヨンも

相当恥ずかしかったのだ

だがこれは本当に

チュンソクからのアドバイスで

 

なにかこう

記念に残るような

ぐっとくるような

天界の言葉を知らないのですか?

 

そう言われ

 

そういえば天界に行った時

やたら

のマークがあり

 

それは

愛している

ということを表している

そう聞いたのだ

 

そう言うと

 

じゃあこうしましょう

とチュンソクがしてくれたのだった

 

 

ヨン

ごめん!ヨン

本当に

 

わたしこういうの本当に慣れてなくて

一瞬寒くて

 

ほんとにごめん

ヨン

 

ヨンたらっ~~~

 

外に出て行こうとするヨンを

なんとか捕まえて

前に回り込み

 

必死のお願いをするウンス

 

だがもうチェ・ヨンは完全にヘソを曲げ

 

ウンスがヨンの顔を覗くのと

反対の方にいちいち顔を向け

またさきほどの唇を噛み締めるから

血を滲ませている

 

 

もう

ヨンったら

本当に 手が焼ける

 

そう言いながら

 

ウンスが精一杯背伸びをして

チェ・ヨンの首を掴むと

自分の顔のところまで持ってきて

 

そのヨンの滲む血を

紅色のちろちろと光る艶かしい舌を

初めて口の外に出し

 

ヨンの唇の血を吸い取るように

這わせていった

ヨンにそれを見せながら

 

全部その血をとってしまおうと

そのように

全部舌でふき取ると

 

ふうっと深い息をつき

 

 

ヨンの頭をさらに引っ張り下げると

 

ヨン

 

ありがとう!

わたし本当に嬉いの

 

また自分の本当の気持ち隠そうと

しちゃってごめんなさい

 

本当は嬉しくて嬉しくて

たまらないの

 

だから…わたしこっちが欲しい

いい?

この♡マークがついた方が欲しい

 

いいでしょ?

ヨン…

 

そう耳打ちする

 

 

だめだっ

 

と怒ったように言うヨン

 

それは俺のだから

ほらよこせ

 

はやくっ

この櫛で俺は毎朝毎晩

時間があれば

お前の髪を梳いてやりたいのだ

ずっとそうしたかったのだ

 

だからだめだ

それは俺の特注品だからな

 

お前は自分の名前が入っているのを

つかってろ

 

なんで?

いいじゃない

この♡マーク欲しいんだもん

 

これくれないと

今日はお預けよ

いいの?それでも

 

そのようなこと…

俺が聞くと思うのか

 

お預けなどということ

俺が言うこと聞くと思っているのか?

 

最初の俺を忘れたのか?

ウンス‼︎

 

そう言いながら壁に

どんどんウンスを追いやり

ついには押し付けた

 

そしてじっとウンスを

見つめるチェ・ヨン

 

完全に煽っている

ウンスを

その瞳で

 

何やら体も密着し

下の方からどんどん密着させ

ウンスの腕を

両方の腕を持ち

壁にドンッと押し付けるチェ・ヨン

 

 

 

まずい

とてもまずい

 

 

 

女主人の前

いくらスリバンの息がかかり

チェ・ヨンの味方といっても

それはやりすぎ

 

 

 

チェ・ヨン

ここではだめです

お願いです

 

 

 

あの二人の初めての時…

そう 

今となってはなかったことに

してしまいたい

そのようにも想ってしまう

 

死角のSヨンはまずいのです

 

封印して

お願い

 

 

ああっ

もうだめかっ

ついにもうだめなのかっ

 

 

そう思った時

 

 

 

 

 

 

お前たち!

いい加減にせよっ

 

 

 

 

 

すごい怒鳴り声が

雷?

雷光??

それとも??

 

 

 

さあそれは誰なのか?

 

それはもう想像が

十分ついているとは思いますが

 

ひとまずここまで…

そして明日のお楽しみ…

 

 

えっと今は午前2時だから?

明日とはいつ?

木曜日?それとも

金曜日?

 

 

もちろん…それは…

明日です…

 

まちがいなく…

 

 

 

image

(涙ぐむチェ・ヨン)

ウンス…唇に血が滲んでいる

すまぬ…俺のせいで 許せ

俺がその血 俺の舌で…

 

 

 

 

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2 Comments

yukiukiyon  

2. Re:修行が足りません

>marumomo殿

ミノではない
ヨンだぞ
よいか?

乾燥しておるのか?可愛そうに…
大丈夫か?
marumomo殿には
連日コメいただいておるから
とても嬉しいから
特別に……てやってもよいぞ
ちょっとだけならな
いやだめか…これは治療だからよいのでは?
marumomo

どうする?

返事はまた今度聞こう

きれいだろうな今の時期
そのエリアは…

できればウンスと
いやウンスを連れて行ってはまずいか

俺は♡マークの意味を
分かっているようで分かっておらなかった故
yukiyonもその場面を綴っていて
鳥肌が…肌につぶつぶができてたぞ

これはやりすぎだと
ヨンらしくないと

でもチュンソクの考えだからな
勝手にチュンソクがしたことゆえ
俺は知らぬ
だがあの櫛は絶対俺のものだ

父上に何もほしがらないといったが
早速買ってしまっていた
だめだ俺は

次からちょっと短くするかな
長すぎるとよみづらいであろう
刻んでいくぞ

次も頼むぞ

では
仕事がんばれ

いいか
ミノではなくヨンだからな
分かったな
ヨンだぞヨン

2016/03/17 (Thu) 10:56 | EDIT | REPLY |   

marumomo  

1. 修行が足りません

おはようございます(^^)

私もウンスとチェヨンのLoveLove見てたら・\(//∇//)\

修行が足りませぬ(°_°)

私も乾燥して唇から血が~~
ヨンお願いします(^o^)

櫛に名前をつけて♡まで
可愛いことしますね~~

私もミノ♡○○○とつけちゃおうかな(^з^)-☆
子供たちに白い目で見られます(^o^)

熱々の2人
怒られちゃいましたね~
どうなるのかな??

待ってまーす*\(^o^)/*

2016/03/17 (Thu) 10:17 | EDIT | REPLY |   

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