No Life No Lee Min Ho イ・ミンホ

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新たなる戦い 11 ーヨンとウンスの浴槽事件ー

 

あ~おいしかった!!

 

結局ヨン杯のクッパを食べ切り

とりあえず
お腹が一杯になったウンス

 

少し膨らんだお腹をさすりながら

 

 

あ~もうだめ
入らない

 

本当にこのクッパ

ソウルで店を出しても
十分やっていけるわね

 


高麗時代にもこんなクッパが
あったなんて

すごい…

 

まだ高麗に来て間もないけれど

私…戦が終わったら
本当にいろいろやりたいことがあるな

 

 

歴史は変えてはいけないと思うけれど

少しくらいならいいかしら

 

まずは食べ物と飲み物からね

 

まだまだ
調味料とかあまりなくて
味が薄いというかなんというか

 

もっとおいしいものをみんなに
食べさせてあげたいし

 

なにしろヨンの喜ぶ顔が見たいのよね

 

 

 

これから頑張ろう
いろいろ

 

私にやれることはたくさんあると思うし

 

できる範囲で
やっていい範囲で

 

そうそう
旦那様のヨンの許可を

しっかりと取ってからね

 

もちろん

 

 

 

ようやく背中で寝ている
ヨンの事に気を回し始めたウンス


まだ残ってるのに…
これ残しちゃ悪いわ
せっかく作ってもらったんだから


ヨンったら

早く食べないと
だんだん固まってきちゃうのに

そろそろ起こそうかな…

 

 

実はチェ・ヨン

 

ウンスの背中にもたれながら
そして腰にしっかりと手を回したまま

 

寝た…振りというか

 

半分眠って半分起きている
そんなまどろみの中にいた


昼間の暖かさも手伝い

 

かなり

 

いやこれまでに感じたことのない

心地よさを感じていたヨン

 

 

 

ウンスの背中は本当に気持ちがよいな

 

 

 

だが この感覚…


なんとなく昔

 

相当昔だが…

味わったような気もする

 

 

いつだろうこの感覚…

 

 

思い出をたどるチェ・ヨンだが

ヨンにはそれほどの思い出が
あまりなかった

 

 

母親に早く先立たれ
父親ともまだ少年の頃別れ

肉親はチェ尚宮だけ


あとは戦いだけの日々…
そんな日々だった

思い返せば


それはそれで意義を感じ
高麗を護っているのだという
確かな自負もあり

 

もっとも若かったし
意気揚々としていた…


だが ただそれだけの
思い出でしかない


そこに

人の温かみや

 

心地良い気持ちの抑揚

 

心が震えるほどの感動

 

 

そのような

今ウンスとともにいた
数時間の間の瞬間瞬間に


ずっと感じ続けているような

これらの感覚が

 

まったくないのだ

 

 

じわっと心に染み渡っていくような
心地良い感覚


ただそこにいるだけで


ただこのように接しているだけで

 

気持ちがやすらぐ

そのような感覚

 


ずっと味わっていなかった
というか


小さい頃に
あったかないかくらいの思い出…

 

 

そうか…

 

 

もしかしたら母上の背中だろうか

この感覚は

 

 

顔も姿も記憶にない母親だったが

この感覚…今ウンスの背中に始めてもたれ

蘇ったこの心地良すぎるこの気持ち


あのどうしようもなく安心できる
あの安らぎ

 

 

海の波の上にぷかぷかと
浮いているような…


静かな波間にただただ気持ち良く

 


ぷか~

 

ぷか~

 


とただ漂っているような

そのような気持ち

 

 

 

ウンス…


ありがとう

 

 


思わずチェ・ヨンはそう口にしていた

 

囁くような
ウンスに聞こえるか聞こえないかくらいの

呟きで

 

 

 

 

ありがとう…


ウンス…

 

 


今度は少し震える声で口にしてみる

 

ともすると躰も震えてしまいそうになり

ウンスに分からぬように
身を硬くした時

 

ウンスが振り返り

俺を逆に抱きしめてくれた

 

 


ヨン…


大丈夫…

 

 

ヨン…大丈夫よ


私がいるから


ここにいるから

 

 

 

 

 

ああ…

 

 

 

 


次が言葉にならない

 


俺は何度ウンスにこうして

 


大丈夫

 


と言ってもらっているのだろう

 

 

まだ二人で話すようになってから
日もたっておらず

 


いや…

 


こんなに長い時間一緒にいたのは…

 

 

まだようやく半日たつかたたないか
くらいだが

 


これが初めてだというのに

 

 

 

 

大丈夫

 

 

 


ウンスは

もう何回もそう言って


俺を見つめ
俺を抱きしめてくれた

 

 

 


俺は…

相当 精神がやられていたのだな

本当は…

 

 

ウンスの前ではこんなにも弱い俺を

たくさん見せて

さらけ出して

 


ウンスといると

事あるごとに
ふとしたことで

 


これまでの辛すぎた思い出
これまでの悲しすぎた人生

 


を想い出し…

いや想い出すというより

 


そのような悲しい
無味乾燥な人生だったのだ

 

ということを初めて自覚して

 

そんな自分が
不安で不安でたまらなくなってしまい

 


こうしてウンスに

こうやって慰められてしまう

 

 

このような俺が

俺の中にいたとは

自分でもまったく
気づいていなかった

 

 

俺は…

これまで自分をそれなりに

強い男だと思っていたから

 

 

だが…

特段生きる意味もないから

もう死んでもいい

 

いやむしろ死んであの世界へ
あの夢の世界へいき

俺も楽になって

 

楽しみたい…

 

そう思っていた

 

 

それは
この壊れかけていた精神から
きていたものだったのか

 


ウンスに自分の気持ちを
さらけ出すことで

 

 

こうしてこの弱い自分が

 

しまい込んでいた想いが分かったのか…

 

 

 


このように

ウンスのことを想い

 

このように

ウンスとこのように想いが通じてから

 


チェ・ヨンは
しまい込んでいた想いに

何度となく気づいてきたが

 

 


今回ようやく


ウンスによって自分の壊れかけていた心が

治癒され始め


健全な男に生まれ変わろうとしている

そのことに気づいた

 

 


このように俺を修復し

そして癒やし

 

そしてあふれる勇気とやる気を

与えてくれる女


ウンス…

 

 


俺はなんて幸せ者なのだろう


これまで何をしてきたということもないが

 

少しは父上の教えを護り

正義の道を歩み進んできた

褒美なのだろうか


今こそチェ・ヨンは

父上にありがたいと思ったことはなかった

 

 

 

 

ヨン…

 

 


大丈夫よ

 

 

 

見て…あの一筋の光

 

 

ウンスが指し示す方には


天窓から差し込む一本のまっすぐな

折れることのない

きらきらとした光が

凜とした意思を持つ光が


あった

 


その周りに塵のようなものが舞うが

それが俺には

星の細かい星のきらめきのように見える

 

 

あの光…何でもない光だけど

私たちに言っているわ

 

 

大丈夫

 

これからだって

 

そう言ってる

 

 

 

チェ・ヨンは…

 

ウンスの


光が大丈夫って言っている


という言葉に

 

 

光が話すはずなどないのにと一瞬思ったが

 

よくよく見ると

なにかそのように囁いているようにも
見えてくるから

不思議だ

 

 

あの光のように

まっすぐ清廉に
折れることなく


今一度頑張ってみよう

 

そして俺の心

 

ウンスとの愛で健康な心に修復し


より強い男になってウンスを護ろう

そして高麗を護っていこう

そう思うチェ・ヨンだった

 

 

 

 

 

 

 

そのようなチェ・ヨンの想いで
かなりの時間をすごした二人

 


チェ・ヨンは少し焦った

 

 

いや…俺のことでかなり時間を

費やしてしまったが

 

 

これからウンスを風呂に入れ

そして少し寝かせ

 

起きたら夜ぶらぶらと外を歩き

何か欲しいものでも買ってやり

 

そして酒を飲みながら何かを食べる

 

 

時間が…あまりないな


その後のこともいれると

 

 

 

そのように瞬時に計算するチェ・ヨン

 

 

急がねば

 

よし

ここから少し巻くぞ

 

 

そう心に想い

ウンスに言った

 

 

 

ウンス

もう食べ終わったな

クッパは

 

 

うん…

でも残っててもったいないから

ヨン

これ残り全部食べて欲しいんだけど


だって悪いじゃない
残したら

こんなにおいしいのに

 


ああ分かった

後でおれが全部食うから


さあ


ここから着たい衣を選び

お湯を浴びてこい

 

 

え…本当にヨンたべてくれるんでしょうね?

これ全部

 


ああ食べる食べる

食べるから

早く…

 


なんか…急いでいる?

 

 

急いでなどいないが

ほら

久しぶりにゆっくり

風呂にでもはいりたいだろ?


だから…

 


え?

なぜ久しぶりって分かるの?

 

なんか

私におったかな

 

急に心配になるウンス

ソウルにいた頃は
朝に晩にシャワーを浴びていたのに

 

ここ高麗に来てからは

とてもじゃないがそのようなことできない

 

 

体もいやだったが
髪の毛が洗えないのもいやだった

 

ああシャワーが懐かしい


思わず言ってしまったウンス


しゃあわ?


なんだそれ…

 

 


あっ

 

 


ポンっ


と手を打つチェ・ヨン

 

 


どうしたの?


シャワーとはあれだな

あの浴槽についている

ひねると細かい水がでてくる
あれではないか?

 


え?

 

なぜ知ってるの?ヨン

 

 

あ…ああ

 

 

それを話すと相当長くなるゆえ

 

今は時間がないから

そうか…

それがないからいやなのだな?

 

 

では俺がシャワーの代わりになってやろう


え?

 

シャワーの代わり?ヨンが??

 

そうだ

 

 

お湯を柄杓ですくい流すのが
いやなのだろう?

 

 

お湯が自然と上から

降ってきてほしいのだろう?


それは俺がしてやるゆえ

 

 

ほら早く…衣を選び…


どれにする?

 

青か

赤か

紅色か


どれもこれも今一つだが

今度俺がウンスにもっと似合うやつを
作らせるゆえ

 

今日はこれのどれかで我慢しろ

 

 

ヨン…

私こんな…

きれいな服じゃなくていいんだけど

 

 

なんかこうもっとなんか・・・

シンプルなやつがすき

 

 

ああ!これでいいか

これにする

 

そうウンスが取ったのは

いわゆる下着だった


下着には見えない高麗の下着

 

顔を真っ赤にするチェ・ヨン


そんな薄い衣一枚でどうするのだ


ここは誰か来る場所なのだぞ

そのような肌が見えそうな衣で


まったく

 

ではこれにしろ


チェ・ヨンがとったのは


紅色…かと思いきや


青色の…

 

そう今チェ・ヨンが来ている

テジャンの服とおそろいのような

衣だった


ウンスも気に入り

チェ・ヨンの腕に再び腕を回し

跳ねるような感じで


ヨン…これね…


ペアルックっていうのよ

 

 

おそろいのような服きて

私たち恋人ですってみんなに言いふらす

服なの

 

さすがヨンね

そんなの選ぶなんて

 

また顔を赤くするヨン

狙っていないようで狙っていたヨンは


ウンスに図星を言われ

少し恥ずかしくて下を向いた

 

 

そしてその青い衣をぞんざいにとると

 

 

 

ではほら早く


いくぞ風呂に

 

 

そう言って


ウンスを引っ張っていった

 

 

多分湯気が立ちこめていると思われる

風呂の外には


もわ~っと温かく

ウンスにとってはサウナのような

感覚の煙が身を包む

 

 

ああ久しぶり

こんないっぱいのお湯煙

 

ん?なんか薬草のような匂いがするけど

 

 

ああ

 

 

ヨンはマンボ姉の細やかな気配りを
ありがたく想っていた


これはヨモギだな

 

 

 

ああ…やっっぱり


ソウルでもヨモギサウナってあるから


それに垢すりっていうのもするのよ


タオルの小さいのでちょっと


ざらざらしてるんだけど

それでね体を擦るの

 

そうすると表面の角質がとれて

そのあとはすごくつるつるするのよ


ああ洗い方教えてあげようか?

ヨンにも

 

 

角質が取れそうよね

いつも水を浴びてるだけ

 

そんな雰囲気だから

 

 

やりがいがありそう~

 

 

 

あの…ウンス…それは


俺と一緒に風呂に入ろうと
誘っているのか?

 

 

 

え…あ…そういう訳じゃなくて


あ…そうそう

 

 

私は服を着てヨンの体を

垢すりしてあげるってこと

 

 

まさか裸なんかでそんなことしてたら

風邪引いちゃうわ
さすがに

 

 

ソウルでもね

女の人がまあ下着姿でね

男の人の垢すりしたりするのよ


だからそういうのと同じ

 

 

 

ああ…そうか…

 

 

 

だが その垢すりとやらは

時間がかかるのだろう?


それは俺の別宅でやってもらうから

 

 

今日はウンス

お前入ってこい

ゆっくりつかっていいから

 

で髪を洗うときになったら呼べ


シャワーのように俺がお湯を垂らしてやるから

 


え?

そうなの?

 


垢すりしたかったな

ちょっとだけしない?

ちょっとだけ…

 


だってヨンだってお風呂に入らないと
汚いでしょ?

汗とアレ…で


と少し恥ずかしそうに言うウンス

 

 


あれ?


なんだ?

 

 

そう言うヨン…

 

 

いいわよ 分かんないなら

 


ほらほら

 


お風呂はやっぱり旦那様からはいらなきゃ

 

垢すりは少し皮膚をふやかさないとだから


まず体を石鹸のようなもの・・・

 

ないかしら

ないなら
そうね仕方ない


この布で少し洗って

それから湯船に入ってね

 

 

湯船に入ったら私がそうね

100じゃ短いかしら

100以上数えるのはめんどうだけど

まあいいや

 

じゃ

200数えてあげるから


そうしたら出てね

かるく短時間で垢すりしてあげるから


分かった?

 

なんだ…俺は良いと言ってるのに…

 

それに200?

 

そんなに長く湯船につかるのか?

俺が


そうよ

それでも短いくらいなのに


さあさあ早く

私もそのあと入りたいから早く

 

 

そう言って

ヨンを風呂に押しやり


扉を閉めた

 

 

ここまでしてなんだかドキドキしてきた
ウンス


やっぱりさっきは垢すりしてあげたくて

やるっていっちゃったけど

 

どうしよう

あの筋肉に
触るなんて・・・


どうしよう

私倒れちゃうかも…

どうしよう…


そうドキドキしていると


扉の向こうから


ざばんっと

風呂に入るヨンの音が聞こえてきた

 


ウンス

入ったぞ

 


ああ 分かった

じゃあ数えるね

 

 

い~ち

に~
さ~ん
し~
ご~

 

 

ウンスそれ長くないか

それを200もするのか?

俺ゆだってしまうが?

そんなに入ってたら

 

 

そのように湯船に長くなどつかったこと
ないのだ

 

 

そうなの?

 

 

じゃあゆっくり数えて
100にしてあげるから


ろ~く
ひ~ち
は~ち

きゅう~

じゅっ

 

じゅういち

じゅうに…

 

 

すごくゆっくり数えるウンス

 

 

ひゃあく

 

 

ヨン終わった

どう?

 

返事がない


ヨン?


どうしたの?

 

 

返事がない

 

 

え?ヨンもしかして

よっちゃったの?

 

大丈夫?


ちょっと空けるわよ


そう慌てて扉を開け

ヨンを見ると


湯船の縁に上半身を折り曲げ

動かないチェ・ヨン

 

 


ヨンっ!

 

ヨン大丈夫っ!!

 

 


慌てて駆け寄るウンス

 


ヨン

 

 

そう言ってヨンの体を掴もうとした時

 


ヨンがウンスの躰を抱きしめ

その濡れた体で抱きしめ


ウンスに口づけした

その得意の口づけで

 

 


ヨ……ン……


な…に…

 

 

 

そう言うとウンスの唇から

自分のそれを離し

 

 

100の長さには

 

さすがに酔った…

 


水を…

 

水を飲ましてくれ…

 

 

 

分かった!

 

ちょっと待ってて

 

ほら浴槽から出て

このいすに座って

 

いや座れない

寝る?

 

 

座れるから大丈夫だ…

 

 

そういって浴槽から出るヨン

 

 

ヨン!

ちょっと

 

前隠してよ
お願い

 

 

そう言われあわてて布で隠すヨン


す…すまぬ…

 

 

 

じゃここにちょっと座ってて

この縁によりかかって

いい?


すぐにお水もってくるから


そうばたばたと

慌てて水をとりにいくウンス


その後ろ姿を見送るヨン

 

 

俺…だめだ


我慢…など…

 

でき…ぬ

 


そう言うと


その乾ききった喉をごくりとならし

早くウンスが戻ってこないかと


浴槽の縁にもたれかかるヨンだった

 

ウンス…

俺…ダメだ

 

 

 

 

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2 Comments

yukiukiyon  

2. Re:光はヨン

>marumomo殿

朝一コメありがたい
ウンスとの愛の話になってから
早く次にいきたく
しかし愛の全部を記憶にとどめたく
なかなか場面が進まぬが
つきあってくれて嬉しいぞ

俺が光...

気がつかなかった
深い言葉だな
勇気をもらったぞ
ありがたい...

marumomo殿の背中も
気持ち良さそうだな
ウンスに内緒で...
こんなに応援してくれているし...

いつか世話になるかもしれぬ

ではこの続き
今日はたくさんいきたいな

yukiyon昨晩は着の身着のままで
寝てスッキリしておるから
今日はいえで仕事と俺の両方
三昧と嬉しそうだからな

ではまた後ほど

ヨン

2016/03/13 (Sun) 08:27 | EDIT | REPLY |   

marumomo  

1. 光はヨン

おはようございます(^^)

ウンスの背中で気持ち良くまどろんでいるヨン幸せそうですね~(^-^)
小さい頃からいろいろあり、今は戦ばかりだったヨンが安心していられる所が出来て良かったですね~

私の背中も大きくて気持ちいいですよ(笑)

まっすぐに清廉に折れる事のない光はヨンそのものです☆
私にはヨンが輝いてみえますよ~~♡

ペアルックにお風呂で垢すり、もうラブラブモード全開です(^^)

ヨンも我慢の限界かな??
続きはどーなるのかな?

また待ったまーす*\(^o^)/*

2016/03/13 (Sun) 07:47 | EDIT | REPLY |   

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