No Life No Lee Min Ho イ・ミンホ

イ・ミンホ Movie・FF・Photo

新たなる戦い 3 ーチェ・ヨン出陣のあいさつー

 

チェ・ヨンは迂達赤全員

隊員全員に

 

時間にすれば数秒ではあるが

一人ずつと視線を交わし

 

まるで何かを

語っているかのように見える

 

テジャンの視線が来るのを

まだかまだかとそわそわしながら

待つ隊員達

 

俺にはどのような瞳をくれるのか

 

微笑んでくれるのか

 

それとも

 

怒られるのか

 

それとも…

 

 

他の者に配られる視線が

どのようなものなのか

 

本当なら姿勢を正し

前を向いていなければならない

隊列だったが

 

どうしてもテジャンの視線と

隊員一人一人とのやりとりが

目の色が見たくて

 

横を向いてしまう

 

 

 

 

トクマン…

 

お前…医仙の夜を時に護ってくれよ

テマンと共にしっかりと

冗談ばかり言ってないで

頼むぞ

その上背

いろんな武器になるだろう?

 

 

トルベ…

 

お前は…部下とチュンソクをつなぐ

中間の要だ

お前なくしては迂達赤が

成り立たぬからな

責任重大だぞ

 

女のことはその後だ

 

 

チュソク…

 

お前は若手の取りまとめをせねばな

そのあふれ出る忠誠心

信望厚いのだ

若手の不平不満

お前が吸収してやってくれ

その温かい心で

 

 

 

これまでは一瞬で全員の表情を見て

健康状態や精神状態…

 

女性問題…は堅物のチェ・ヨンには

分からなかった?

 

が…

 

そのような事を把握し

心配がありそうな者については

チュンソクに言い

管理を任せていたチェ・ヨン

 

 

だからこれが初めて…

と言ってもよいだろうか

 

 

このような隊員達全員の前で

一人一人の顔を

まじまじと見つめるなど

 

 

 

見つめられて隊員達は改めて分かった

 

テジャンの瞳の深さとその清らかさを

 

そしてその心の…

俺ら隊員達への愛の深さを…

 

 

実はここ数日のテジャン

 

すっかり医仙様に取られて

しまった感じがして

 

ろくに兵舎に顔を見せぬし

見せたとしても話しもできぬし

顔もほとんど合わせられぬし…

 

話すとすればチュンソクとテマン

ばかりで

 

少しやけになっている隊員も

少なからずいた

 

 

俺たちのこと すっかり

忘れてしまったようで…

 

 

これまでは別段

何をしていなくても

 

兵舎にいるだけで

その存在があれば

なぜか安心できていたのに

ここ数日は不安でならなかった

迂達赤

 

まあいわば

男のやきもちというような

ものだろうか…

 

 

だから昨晩の仮祝言の日

テジャンと医仙様の姿と様子

その深い愛を目の当たりにして

 

テジャンの心からの嬉しそうな顔

あのように気持ちを露わにしている

テジャンを見られたのが

 

 

隊員達は

 

みな嬉しかった

 

 

反面やはり…

 

寂しくもあった

 

 

 

 

先ほどから

テジャンの今までには

考えられなかった

 

行動と眼差しと微笑みと…

 

自分たちへのこのような

多すぎる対応の変化を見て

 

 

隊員達は

 

 

やはり

さすが天界から

いらっしゃった医仙様

 

 

一瞬でテジャンをこれほどに

変えてしまうのか…

 

と心底驚き感動していた

 

 

そして…

これは…

もしかすると…

 

 

医仙様をこちらの見方につければ

俺たち…鬼に金棒なのでは?

 

と悪知恵を働かせる者も…

 

 

それを見透かしてかどうか

テジャンは

 

 

お前達…よいか

 

医仙を護るのは大いにありがたいが

馴れ馴れしく近づくなよ

 

よいな

 

 

俺の許可なく

そのようにしたもの

 

 

どうなるか

分かってるだろうな?

 

 

そう怒りを表情ににじませながら

怒鳴っているが

 

 

……?

 

 

拗ねている…??

 

 

……ようにも見える

 

 

ただの青年にしか見えぬテジャン

 

 

俺の女のこと

いや

今はもう俺の妻だ

 

そのようなウンスのこと

 

見たり聞いたり

想像するなど

絶対に許せない

 

 

そのような想いが

なんとなく伝わってくる

 

というか

 

隠そうとしても

その躰から

その想いがあふれ出してしまっている

 

 

 

迂達赤 隊員達は

 

 

もう何というか…

 

これは…

 

どうすればよいのか…

 

 

以前チュンソクが王宮で見た

千変万化(せんぺんばんか)の顔

を見せるテジャン

 

 

あまりの変わりように

この先の俺たちへの

テジャンの対応…

 

 

良くなるのか

もっとひどくなるのか

 

どっちなのだろう

本当に判別がつかぬ迂達赤だった

 

 

 

 

さあさあ

テジャン

そろそろ行かねば

 

王様も王妃様もお待ちかねです

 

 

チュンソクが場を促す

 

 

 

お前達

 

いくぞっつ!!

 

 

 

と男でもほれぼれするような

表情とその甘い声で

テジャンが言ってから

 

結構時間が経っていた

 

 

少し気まずそうな顔をしたテジャン

 

 

そ…そうだな

言葉を多少詰まらせたが

 

そこはすぐに気を取り直し

 

 

では参ろう

 

王様と王妃様のところへ

 

 

そう言い

 

 

前を見て

 

威風堂々と

 

迂達赤の先頭に立ち歩き出した

チェ・ヨンだった

 

 

 

 

 

 

昨日チェ・ヨンとウンスが

仮祝言を交わした宣仁殿では

 

仲睦まじい様子の王と王妃が

 

迂達赤 隊長 チェ・ヨンと

隊員達をいまかいまかと

待ち構えていた

 

しかし幸せそうに見える

二人の表情には

少しの申し訳なさもただよっていた

 

夫婦になったばかりの

新婚初夜を終えたばかりの

チェ・ヨンとウンス

を引き離し

 

テジャンを戦に送り出さねばならぬこと

二人の心中を想えば

それがどんなに身を裂かれるような

想いなのか

 

今の自分たちと同じ気持ちなのだから

そのようなことすぐに分かる

 

新婚初夜の翌朝に

半月以上も離ればなれにさせるなど

なんというひどいことをしているのか

 

そのように自責の念を感じていた

 

しかし…国の状況はまったなしだ

ここは一肌脱いでもらい

 

テジャン以下迂達赤に

一刻も早く倭寇残党征伐をして

国を安寧にせねばらなぬ

 

その後であれば

幾分時間も取れるだろうから

 

それを心の拠り所にして

王はチェ・ヨンを待っていた

 

 

 

王妃はというと…

 

医仙の心が分かりすぎるほど分かり

可愛そうで可愛そうでならず

 

姉のような医仙だが

時に妹のように思える時もある

 

しっかりしているようで

自分よりむしろ危ういところもある

医仙のことが心配でならなかった

 

 

チェ・ヨンがウンスの部屋を離れ

兵舎に向かってからのち

 

女人達で雑談をしていた時

ずっとお腹をさすっていたウンス

を想い出し

 

 

分かる…その気持ち…

 

 

王様はすぐ側にいるから

私はそのようなこと

まだせぬでも良いが

 

いや…側にいらっしゃっても

なんだか嬉しくて

 

私ですらもしてしまいそうな

その仕草

 

 

 

これからいなくなってしまう

チェ・ヨンの事を想えば

なおさらだ

 

それほど医仙は強く求めている

チェ・ヨンのことを

 

ああ

どうにかしてあげられないだろうか

 

 

医仙が

 

普通でいられるように

日常を明るく過ごせるように

心配なく過ごせるように

 

例えば何日かに一度は

テジャンを戻すとか…

 

そのようなことできぬのだろうか…

 

 

そう想い

王の目を見るが

 

その王も

そのようなこと考えているようで

 

だが頭を振るところを見ると

 

 

ああやはり…ならぬのだな

 

そうだな…隊長がいなかったら

たちまちのうちに

敵に見破られ…余計危なくなるだけ

 

医仙の身が危なくなることもある

 

 

なぜなら

 

医仙は

テジャンがこれほど

好いている女人であること

 

もうすでに知れ渡っているのだろう

 

 

だからこそテジャンは

その護りを盤石にするために

 

何重にも警備を敷いている…

 

 

やはり…

私が医仙の心を

お護りするしかないな…

 

この王宮で医仙の身を護り

心も護る

 

必ず…

 

 

そう王妃が決意した時

 

 

 

宣仁殿の外で

 

 

王様

 

迂達赤 隊長 チェ・ヨンが

ご挨拶に参りました

 

 

そういうテジャンの朗々とした

その声が

 

響き渡った

 

 

だが…そこに

 

一番いなくてはならぬはずの

 

この国の医仙 ウンスがいなかった

 

 

image

ウンス…どこにいるのだ

なぜここにいないのだ…

もしかして…ウンス…あそこにおるのか?

 

 

 

 

にほんブログ村 小説ブログ 韓ドラ二次小説へ
にほんブログ村

関連記事

 未分類

6 Comments

yukiukiyon  

6. Re:無題

>91714hahaさん

コメありがとうございます♪

ああウンス
ここ二、三日そればかり

生死..あぁ

2016/03/09 (Wed) 09:23 | EDIT | REPLY |   

yukiukiyon  

5. Re:こんばんは

>ao2772さん

コメありがとうございます♪
久々ですか?

戦は前の想いシリーズの中盤から
すでにセットされてて
引っ張った挙句
なんの因果かこのシチュエーションで
いかねばならず

それが辛くて先週もグダグダ
してました(・・;)

ようやく重い腰を上げ
ここまできたけれど...

2話のウダルチとヨンの
シーンが私は
大好きです

自分で好きというのもおかしいですが
その光景が目に浮かぶ...

でもヨン変わりすぎたかしら?
ちょっと心配(・・;)

2016/03/09 (Wed) 09:22 | EDIT | REPLY |   

91714haha  

4. 無題

観んなの憧れの隊長!気持ちも一つにいざ出陣かと思いきやウンスへの牽制を忘れない≧(´▽`)≦
気になるのね~!
もう一回会える時間ないよね~

この時代戦いに送り出す人は生死がかかってる訳だから覚悟はしていても辛いですよね・・・
まして結婚したばかりのウンスは・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。

2016/03/09 (Wed) 05:40 | EDIT | REPLY |   

ao2772  

3. こんばんは

ようやく時間が取れて久しぶりに遊びに来てみたらなんと!もう出陣ですかっ(°Д°;≡°Д°;)

お互いに一番離れたくない時期に離れないといけないなんて王様(yuki殿)は意外とS気質かな。。。
いやいや 高麗の為 ひいてはウンスの為ですよね(><;)

ウダルチの皆にどんだけ尊敬されているかが痛いほど伝わってきますね。ヨンの為ならどんな事でも命をかけて行うくらいの気迫がヒシヒシと。。。
でも、その何倍も ヨンはウダルチの皆を守って 鍛えてきたからなんでしょうね。

それにしても 鬼神を人間に戻してしまうウンスの力って恐るべし・・・

2016/03/09 (Wed) 01:38 | EDIT | REPLY |   

yukiukiyon  

2. Re:威風堂々

>marumomoさん

コメありがとうございます♡

テジャンとウダルチ書いてたら
いつまでたっても
出陣できないので

我慢して
王様のとこまで
なんとか歩いてもらいました(>_<)

次はアメ限で(笑)
といいたいところですが

どうでしょう(・・;)

いやこの状況で
書ける自信も勇気もない...

今日いきたかったけれど
これから帰宅では
まにあわないかな(>_<)

残念!

2016/03/08 (Tue) 21:32 | EDIT | REPLY |   

marumomo  

1. 威風堂々

こんばんはー
いよいよ戦に行くのですね~
ウンスになれなくてもいいから、隊員になりたいと思いましたよー(^o^)
テジャンに数秒でも見つめられるなんて・・・
羨ましい限り(^з^)-☆
威風堂々と前を見つめて歩くチェヨンの姿が
想像しただけでもかっこいいですね♡
隊員達、王様、王妃様、みんなにこんなにも思ってもらえる、チェヨンとウンスは幸せですね~
これから少し辛い時をすごしますが・・・
続きはどーなるのかな??楽しみです。

2016/03/08 (Tue) 21:26 | EDIT | REPLY |   

Leave a comment