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No Life No Lee Min Ho イ・ミンホ

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あふれ出る想い 14 ー王と王妃の想いー

 

王宮で執り行われる

予定だった宴は

チェ・ヨンとウンスが

不在のため

 

時間をずらして

執り行われることになり

それぞれが

一旦自分の持ち場に戻っていた

 

その理由はどうだろうか…

チャン・ビンが

祝言の用意が遅れていているから

などとうまく取りなしたようで

 

もともと高官などの出席はなく

迂達赤 禁軍ら武官が集うだけの

ものであったため

特段問題も起こらなかった

 

 

王と王妃そしてチェ尚宮と

チュンソクは

王の書斎  康安殿で

チャン・ビンから

事の仔細を聞いてた

 

すべて内々にということで

話し始めたチャン・ビン

 

そこにいた面々はあまりの内容に

驚きを隠せず

 

王妃に至っては顔を真っ赤にして

王の手をぎゅっと握り締めていた

 

そして王も自分にすがってくる

王妃を心から可愛いと想い

 

自らもそれに応えるかのように

自分のたぎる想いを

ぶつけるかのように

王妃の手を握り返していた

 

そこにこれまでのすれ違いなど

微塵もなく

 

ただただ想いを通じあわせ

早く二人きりになりたいと願う

王と王妃がいた

 

 

 

 

 

王と王妃はチェ・ヨンから

手を握る手ほどきを受け

 

今まで一回もしたことのない

人の手と自分の手を合わせるという

行為にわずかにひるみつつも

 

宴にお出ましになる際には特に

必ず指と指の間に手を絡め合わせ

登場されて欲しいと

しつこく 何回も何回も請われていた

 

それも部屋に入る直前に握る

のではなく…

 

そうチェ・ヨンは

王と王妃のそれぞれに

こう言っていた

 

手を握ることを教える時に

それよりも大切なことを…

 

 

 

 

 

 

某はいつも王様の後ろに

控えておりました

 

そうですよね 王様…

 

背後からいつも王様を

見ておりました

某は王様の御命をお預かり

している身ゆえ

 

ですから王様への

敵意

思惑

誹り

嘲笑

申し訳ありませぬ…

王様を打ち消すような言葉ばかり

並べてしまいましたが

 

そのようなさまざまな者の心が

私にはすべてみえて…

 

実のところそのような浅ましい

それらの心を

某はあざ笑っておりました

 

そのようなもの

某がすべて討ち払ってくれると…

それらのすべてを…と

 

この高麗でそのような想いは

決して許さぬと…

 

 

…ですが王様

一つだけ異なる想いがありました

 

ご存知でしたか

 

そう言った時

チェ・ヨンは深い想いを湛える

真っ直ぐな目で私を見つめた

 

 

王様はご存知ですよね すでに

 

 

某は王様を元よりお連れする時から

その想い薄々は感じておりました

 

隠そうとするあまり

その想いはあまりに強く

だが決して自らは言えず…

 

早く気づいてくれぬか

早くこちらを向いてくれぬか

そして早く共にありたい…

 

そのような想いであったと

今から思えば…

 

 

回廊をお歩きになる時

王様は必ず前を向いておられますね

 

決してよそ見をされず

中庭にどんなにきれいな花が

咲き乱れようと

どのようにきれいな

青い空がそこにひろがろうと…

顔をびくとも動かしもせず

ただ前を向いて歩かれている

 

ですが同時に必ず心を

乱されておられました

 

ご自分でおわかりですよね

 

私もなぜそうされるのか

そこまで分かっておりませんでした

 

でもよく思い出してみると

 

王妃さまがいらっしゃる時だけは

王様のお顔が左右に振れるのです

一瞬僅かにですが

必ず

 

そしてその乱れた心を

お隠しになるように

決して知られぬように

 

王妃さまとすれ違う時には

またただ前を向き

頑なにただ前を向き

お歩きになるだけ…

 

 

王様

今日 宴に向かわれる時には

 

これまでのように王妃さまと

ただそれぞれが前を向いて

歩くのではなく

 

王妃さまの手を取り 握り

共に寄り添い歩いていただきたい

 

 

いいですね お願いです

これはこのチェ・ヨンからの

王様へのお願いなのです

 

その手から王妃さまの熱い想いを

心で感じていただき

 

そして王様の想いを王妃さまに

返していただきたい…

 

チェ・ヨンは切にそう願います

 

 

お二人は幼きころからあの厳しい

元という世界で

想いを寄せ合って来られた

 

ただ想いの掛け違えだけで

こうなってしまっているのです

 

今からでも遅くありません

今からこの高麗のために

いえ お二人だけのために

 

その想いを分かち合い

心を合わせていただければ…

 

必ずや某がこの高麗を

明るく幸せな国にいたしましょう

 

よいですね

これはチェ・ヨンからの

王様への切なる願いなのです

 

 

そういう私も…

このようなこと

王様と同じように

できていなかったのです

 

それは知っておられますよね…

 

王様とまったくおなじでした 某も

 

しかしそれを医仙から教えて

いただいたのです

 

できぬと決めつけるな

やりもしないでできぬと決めるな …

自分の気持ちに素直になれと…

 

 

王はこのチェ・ヨンの言葉を聞き

静かだが弟に言い聞かせるような

そのようにすら想う温かな感じ

 

それまで意固地になっていた気持ちが

すべて解き放たれたかのような

感覚に陥り

 

思わずうなづき

そんな素直な自分に驚き

チェ・ヨンに目をやると

 

チェ・ヨンは

あのチェ・ヨンが

 

王に向かってこれまでに見たことの

ないような温かい眼差しで

微笑んでいた

 

 

チェ・ヨンは同じく

王妃にもおなじことを伝え

 

だからこそ王と王妃は

チェ・ヨンの二人を心から想う

熱い気持ちに打たれ

 

 

ここから踏み出してみよう

高麗のために

チェ・ヨンのために

 

 

いや 自分たちだけのために

 

好きで好きでたまらなかった

あの人のために

勇気を出して手を握ってみようと

その想いで

 

 

王が王妃を迎えにいった

その時から

二人は目を合わせ

微笑み合い

手を握り合い続けていたのだ

 

チェ・ヨンが欲したように

指と指を絡め合わせ

互いの心を開き

そしてその想いをすべて

受け止めようとするかのように

 

 

 

だからこそ今ここにいない

チェ・ヨンとウンスの仔細を

チャン・ビンから聞いた時

 

王と王妃は

絶対にこの二人を

かけがえのない二人を護り抜く

護り抜いてみせる

と心に誓っていた

 

 

これまで高麗のため

いや自分たちのために

自らの心に蓋をし犠牲にして

護に抜いてきてくれた

チェ・ヨン

 

 

天界から訳も分からず

連れてこられ

王妃の命を救い

そして今はチェ・ヨンの心も

救っている

ウンス

 

この二人の想いを

いや想いだけは必ず成就させ

 

高麗の未来のために

明るく生きてもらわねば

との想いを

 

言葉はなくとも互いの手から

そして見つめ合う瞳から

二人は感じ取り心を決めていた

 

 

 

 

 

王はチャン・ビンからの

報告を受けるとすぐさま

 

チュンソクに兵舎の監視を徹底

させるのと同時に

 

宴は夜中になろうと時間を

遅らせてから必ず執り行うと

命じた

 

 

そしてその理由については

チャン・ビンからうまく取り繕う

ようにと指示を出した

 

 

王にとってはこのように

迅速で的確な指示を出すのは

初めてのこと

 

今まではすべてチェ・ヨンに

頼っていたから

 

だがそれはあまりにも的確で

立派なものであり

 

そこにいた者たちは

王が隠し持っていた能力に驚き

 

この王とチェ・ヨンであれば…

 

元など脅威ではない

そうとさえ思え 頼もしく

高麗の明るい未来を感じた

 

 

それと共に

チェ・ヨンとウンスの祝言について

 

これだけは王妃がどうしても

戦のあとしっかり執り行ないたい

と言い張り引かぬため

 

本日は仮の祝言とし

ただし王の名のもと

 

二人を正式な夫婦として認める

正規な場とすることを

 

確認し

その場を整えるよう

チェ尚宮に王妃が指示を出した

 

 

チャン・ビンもチェ尚宮もチュンソクも

これまではチェ・ヨンの腕一つに

高麗の未来がかかっている

そう思っていたが

 

先ほど思った感覚が

改めて真のものであると

今日この場ではっきりと感じた

 

 

王とチェ・ヨン

 

王妃とウンス

 

 

この四人こそが

常に元の脅威に怯えてきた高麗を

一つの国として

強固なものに導いていくと

 

そして

民が幸せに暮らせる

世にしてくれると

 

だからこそ

必ずこの四人を護り抜く…

 

そう想う三人であった

 

 

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王様 チェ・ヨンの切なる願い
聞いていただけますか?
 

 

 

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6 Comments

yukiukiyon  

6. Re:こんばんは

>ぽんたさん

コメありがとうございます♪
テジャンは天界に行きたいと
言いましたが
もちろん今行ける訳もなく
このあとすぐに行けるわけもなく
すべてが終わったら
行けたら行きたいという
願望レベルです♪

おぼっちゃまテジャンですですからね
物語にも書いてるとおり

王様と王妃様は
背中を押してくれる
二人のことを本気で考えてくれる人が
いままでいなかっただけ

ウンスに愛を教えてもらったヨンが
自分がしてもらったことを
大切な二人にもしてあげた
私はそうように考えています
勝手ながら❤️

コメありがとうございます♪

2016/02/21 (Sun) 19:33 | EDIT | REPLY |   

ぽんた  

5. こんばんは

王様と王妃様…背中を押してくれる人間さえいれば
いつでも心は近づける距離にいたという事ですね。

ところで…
ウンスと天界に行きたいと言っていたテジャンですが…
周りがこれだけテジャンを必要としている中、
簡単にどうぞ~って行かせてもらえるのかな~?
苦労はしてるけど…ある意味お坊ちゃまのテジャン…。
いろいろ大丈夫か⁉

2016/02/21 (Sun) 19:28 | EDIT | REPLY |   

yukiukiyon  

4. Re:手と手を合わせて

>marumomoさん

コメありがとう♪
ヨンは王妃様はわかっていたけど
王様はいまひとつぴんとは分かって
なかったかな
途中から分かったかんじ。
もともと好きだから
繋ぎあえば、次いきたいよねw
はやく二人きりになりたいそうです
待ち時間、二人きりだね

ニヤリ

2016/02/21 (Sun) 16:58 | EDIT | REPLY |   

yukiukiyon  

3. Re:無題

>みぃたさん
コメありがとう♪
ヨンは最初から知っていたわけではないけど
ウンスに愛をおしえてもらい気付いたのね
ヨンはウンスから
いっぱい大切なものをもらってます♪
ウダルチはやばいですね
みんなにばれてます(・_・;

2016/02/21 (Sun) 16:53 | EDIT | REPLY |   

marumomo  

2. 手と手を合わせて

みんな素直になれて良かったですね。

王様と王妃のほんの少しの想いの掛け違いが、チェヨンによって
想いが、通じるようになって本当に良かった(^o^)

言葉がなくても、手からお互いの想いを感じとる2人がすごくいい~~
王様も、チェヨンのおかげで成長できました(^_^)

そして、全てを把握しているチェヨンは凄いね(°_°)


2016/02/21 (Sun) 13:23 | EDIT | REPLY |   

みぃた  

1. 無題

目覚めましたね(*^^*)

王様と王妃さまがヨンの熱い想いによって
素直になれてすごく心が温かくなりました♡王様も王妃様もちょっとだけ意地になってただけでヨンの想いでお互いの心の内がわかり私の好きな2人になれてよかった(*≧艸≦)
さすがヨン♡いやヨンを変えたウンスか♡

でもナニをしてる周りで護を固められるというのも客観的に見て凄い状況だなと思ってしまった私がおりましたww(/∀\*)

王妃さまがウンスの嫁入り準備を張り切る姿がうかびます♡

2016/02/21 (Sun) 12:49 | EDIT | REPLY |   

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