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あふれ出る想い10 ーヨンとウンス一つにー

 

明日からいよいよ倭寇の残党を

根こそぎ始末する戦にでる迂達赤

 

国と国との戦いというほど

大規模なものではないが

 

それなりに犠牲も払わざるを得ない

そういう戦になることは分かっていた

 

負傷はあったとしても

ただの一人も絶対死なせぬ

 

そうチェ・ヨンはいつも通り

心に誓っていたが

一つ迷っていることがあった

 

それはすでに王にも願い出ていた

ウンスを戦場に連れて行くかどうか

ということだ

 

この王宮に一人置くよりは

俺と一緒にいた方が絶対に安心だ

 

その自信がチェ・ヨンにはあった

 

だが 戦に連れていくと 俺自身

ウンスが気になり戦いに集中できない

 

また王宮に置いていったとしても

 

今度は決して近くはない地で待つ

ウンスの身に何かおきないかと

心配でならない

 

 

 

武士として絶対にそんなことがあっては

ならぬが

 

今のチェ・ヨンにはその想いを振り切り

戦に集中できる自信がなかった

 

 

このような事なら武官ではなく

文官になっておけば良かったと

悔やむほど...

 

 

いっそのこと戦いは

副隊長のチュンソクにすべて任せ

俺は王宮の護衛に一人で回るか...

そんなことすら考える始末だった

 

 

 

ウンスとの気持ちが一つに

なっていない中

自らの任務にすらも集中できない状況

 

まさかこの俺がこのようになるとは…

チェ・ヨンは自分で自分が

信じられずにいた

 

 

やはりこのように迷うのは

ウンスと一時的とは言え心が

離れているからだろうか

 

 

先ほどのウンスの叫び声

心の叫びが

脳裏に焼き付き離れない

 

 

このようなこと迷っているくらいなら

ウンスに詫び説明してしまおうか…

 

 

まだ想いが通じたばかりという

この時期に

 

俺もここまで頑なになる

必要があったのか

今更ながらそんな疑念すら沸いてきた

 

 

よく考えてみれば先ほどまで

幾分意固地になり

 

一度決めたことは絶対に曲げぬと言い

 

あんなに会いたかったウンスと会っても

相当に我慢して

腹が痛くなるくらい我慢して

 

自分で考えてみろなどと

 

ひどい捨て台詞を言ってしまった

 

 

俺は絶対に説明せぬと断言した

 

だがその舌の根も乾かぬうちに

それをこのように後になって悔やみ

迷う自分がどうしうもなく

情けなかった

 

 

よほどチャン・ビンの方が

心根が座っている

 

 

ウンスの事となるとまるで子供のようで

いつものように男らしく振舞えない

自分に嫌気さえさしていた

 

 

 

ウンスは戦場に行く気でいるが

本来女人がいけるような場所ではない

 

 

天界から高麗へ連れてきた時のような

あのような生半可なものではないことも

ウンスは知らない

 

 

ああ どうして今 戦なのか

 

 

どうしてこうも俺たちは

生き急がねばならぬのか

 

 

ようやく通じ合った想い

互いの疲れた心を癒やし

互いのことを知り尽くし

それからゆっくりと祝言の支度をし

二人きりの時を過ごし

 

時が満ち準備万端となったところで

戦だの王宮のことなどというようには

してくれないのか…

 

 

もう考えれば考えるほど分からなく

なるチェ・ヨン

 

兎にも角にもこのようなこと

生まれて初めての経験だった

 

 

 

チェ・ヨンは頭を左右に激しくふると

 

まずは一つ一つ片付けよう

俺たちには時間がない

 

 

そう心に決め一人身支度を済ませると

宴へと向かった

胸には先ほど書いた恋文を

大層大事そうに仕舞い…

 

 

 

 

すでに迂達赤は王妃とウンスを

迎えに行っているはず

 

今ウンスはどのような顔をして

いるのだろうか

 

急な仮祝言ゆえごく普通の衣装で

良いと言ったのに

 

そうはいっても祝言は祝言

普通の衣装では済ませられぬと

王妃が言い

 

さらに叔母上までが

崔家の嫁にそのような格好で

祝言など挙げさせられぬ

 

それこそ笑いものになり

あれは婚儀でなかったからと

逆に次から次へと縁談がくるぞ

 

と脅され

渋々了承したが…

 

 

戦が終わり本当の婚礼を

上げるまでには

ウンスのためだけの衣装を作るから

よいと言ったのに

 

仮とは言え

王妃様の婚礼衣装を着るなど

重臣たちが一体なんというか

 

そういったことも

チェ・ヨンの頭を悩ませていた

 

 

ずっと眉間に皺を寄せながら

腕組みをして考え事をしながら

歩いていたチェ・ヨン

 

気が付くと宴が開かれる部屋の前に

すでに迂達赤

 

そしてその前にチェ尚宮と王妃が

いるのが見える

 

王様はまだだろうか…

 

ウンスは?

 

 

そう思い目を凝らしていると

いきなり横から細く白い手に

腕を掴まれ引っ張られた

 

そしてちょうど死角になった

壁に背中を押しやられる

 

なんだ?

 

武道を嗜むもののそれでは

まったくなかったが

意外と力は強い

 

だがその全力を出し切って

向かってきたようで

 

次第にチェ・ヨンを押さえつける

手がぷるぷるとしはじめた

 

女官に間者でもいたか…

 

と思い俺を抑えていたその腕を

後ろ手にひねり上げ振り返りみると

 

 

それは…

 

 

ウンスだった

 

 

 

な…何をしているのだ

 

 

と驚くチェ・ヨン

 

 

ウンスは完全に怒りに満ちた目で

俺を見つめている

 

 

衣装は?

どうしたのだ

叔母上から着せていただいて

ないのか?

 

 

いつもと同じ診療するときの

出で立ちであったため

思わずその言葉が口を出た

 

 

離してよ

そうウンスが言う

 

 

痛いでしょ 腕が!

そう続ける

 

 

俺は王妃からの出来事をすまぬ

という気持ちと

なぜこのようなことをするのか

分からない気持ちで

 

この腕をどうすればいいのか

分からず…

 

逆にさらに力を強めてしまった

 

 

だから痛いって言ってるでしょ!

だんだん声を震わせるウンス

 

 

あなたね

一体自分が何をしたか分かってるの?

 

 

……なんだ 

何が言いたいのだ

 

 

俺はじりじりとウンスの躰に寄る

掴んだ腕はそのままに

逆に壁にウンスを押し付けた

 

 

なぜ…

なぜこんなことしたの?

 

 

 

だから

何がいけないというのだ

 

 

チェ・ヨンはそう言いながら

ウンスの腕を上に掴み上げたまま

その躰を徐々にウンスに密着させる

 

 

心と体が相反する動きをしてしまう

こんなことしてはいけないのに

 

俺のウンスが壊れてしまうのに…

 

 

思わず声に出た

 

 

すまぬ…

ウンス

 

 

この前の

これ以上はできぬ

というそれではない

 

 

お願いだ

その先へ

行かせてくれという

 

その

すまぬ

 

 

 

 

天界で出会ったときから

ずっと我慢してきた俺の想い

 

 

もう無理だ

 

すまぬ

ウンス

 

 

決して近づいてはいけぬと

自分を律し極限まで我慢してきた

この熱り

 

すまぬ

いきたいのだ

 

ウンス

 

 

衝動的にしてしまった

ウンスの部屋での口づけ

 

お互いに想いが通じてした

俺の部屋での口づけ

 

 

 

お願いだ

愛している

 

この先へ

俺を進ませてくれ…

 

お願いだ…

ウンス

 

いいな...

ウンス

 

 

もはやチェ・ヨンの想いが

爆発するかのようにあふれ吹出し

 

 

チェ・ヨンの目は

憂と猛りと涙で真っ赤になり

 

 

その目でウンスを誘う…

 

 

ウンス

 

よいな…

俺は

 

俺は

 

 

ウンスと...

一つに

 

なりたい...

 

 

もう誰にもチェ・ヨンを止めることが

できなかった

 

 

ウンスの唇を吸い上げ

自分の躰をウンスに密着させ

ウンスの腕を両腕を上に掴んだまま

じりじりと躰を押し付ける

 

ウンスのふっと吐く息

そして濡れる目

 

 

あなた…

ひ…ど

......い

 

 

そうウンスが言った

 

しかし その目はもはや

怒りの目ではなく…

 

チェ・ヨンを…

 

ヨンを欲している目

 

 

愛してる...

ヨン

死ぬほど

 

ウンスがそういうと

 

チェ・ヨンは

己の躰でウンスを煽り

 

ふっと空いた唇から

ウンスの口へと

その熱い燃えるような

舌を滑り込ませた

 

 

いくぞ...

ウンス

 

そうヨンが言うと

もう誰にも止められぬ二人は

 

もはやどこも吸うところが

ないというまで

互いのものを

吸い

 

二人の躰はもっと…

もっとと…

求め合い...

 

 

 

一つになった…

 

 

 

ああ…

 

赤い髪を振り乱しながら

満足気な表情で

 一つ息を漏らす

ウンス

 

 

チェ・ヨンはウンスを

力の限り引き寄せ

 

 

自分のものとなったウンスを

狂おしいほどの想いで抱き上げ

これ以上ないという力で

落とす

 

 

 

ウンスの心

ウンスの躰

そのすべてを

 

 

チェ・ヨンの色で

 

ヨンの男の色で染めていった

 

 

 

 
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俺は  もう我慢できぬ

 

 

 

 

 

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15 Comments

yukiukiyon  

15. Re:マジか~

>みぃたさん

おつかれちゃん
よかったよ無事で

えっとね
なんだか急展開でして
なんでこんなことに?

さらにアメ限初丸まるを
なんと1回消しちゃて
2回目かいてこっからアップ
予定

そして宴はぶっちぎりましたw

2016/02/19 (Fri) 03:15 | EDIT | REPLY |   

みぃた  

14. マジか~

只今、任務より戻ってまいりました( ̄^ ̄)ゞ
さ、寒い…深夜にチャリすっ飛ばしたら死にそうになりました。
今読み終わり一息…つけなーい‼︎(/∀\*)
えぇ⁈ヨン⁈ヨーン⁈落ち着いてー‼︎
ってもぅ落ち着けないか笑
ついに、やっちまいましたね♡♡♡
どうなる祝言‼︎ウンスの花嫁姿みたいです。
それに萌えるヨンもみたいです(*´艸`)むふ

2016/02/19 (Fri) 02:53 | EDIT | REPLY |   

yukiukiyon  

13. Re:こんばんは

>alcchiさん

私が堪えきれなかったw

これでアメ限書いたらすっきりして
明日ちゃんとたまった仕事が
できそうですw

宴とりあえず放棄で♪

2016/02/19 (Fri) 00:50 | EDIT | REPLY |   

alcchi  

12. こんばんは

我慢ができなかったのね(*-∀-*)
みなさんお待ちじゃないの~?
スリル満点♪

2016/02/19 (Fri) 00:48 | EDIT | REPLY |   

yukiukiyon  

11. Re:驚

>ao2772さん

いきなりな展開すまぬ(>_<)
想定外。マジで

いまアメ限かいてるからね~~

もう想いシリーズ終了か?(・_・;

2016/02/19 (Fri) 00:44 | EDIT | REPLY |   

ao2772  

10. 驚

ビックリ!!
一つになれたのね≧(´▽`)≦

もう抑えがきかなくなっていたのね。
この際 いろんなものをはき出してすっきりしようぜ
いろいろね(いや~ん)

2016/02/19 (Fri) 00:33 | EDIT | REPLY |   

yukiukiyon  

9. Re:あらら

>91714hahaさん

すみません…
もう焦れすぎて
焦るあまり
いきなりこうなっちゃいました^^;

宴どうなるかは
続きのアメ限?で1時までにはアップ予定
これで今日終了です
では~

コメありがとうございます♪
なんか最後ぐちゃぐちゃになりすみませぬ~

2016/02/18 (Thu) 23:52 | EDIT | REPLY |   

yukiukiyon  

8. Re:はーため息でます

>marumomoさん

いきなりすべてすっぽかしで
このようになってしまい
すみませぬ(>_<)

ちょっと次のアメ限かいてるので
まってね

2016/02/18 (Thu) 23:49 | EDIT | REPLY |   

91714haha  

7. あらら

気持ちは確認できたのね?取りあえず和解?誤解は解けた?仮祝言は出来るのですか?宴には参加出来るんですよね?
質問攻め(笑)
幸せそうでなによりです

2016/02/18 (Thu) 23:49 | EDIT | REPLY |   

marumomo  

6. はーため息でます

今日は、8~ 10までイッキに、読ませてもらいました(^o^)
もう最後は、はーとため息が出ちゃいますね❤️

ヨンとウンスひとつになれたのですね~~

羨ましいです、こんなにヨンに思われて
誤解ばかりで辿り着くまでが大変だったのでどうなるのか心配してました(°_°)

こうしてひとつになれて、良かったわ~~(^з^)-☆
まだまだ、予想外の事が起きそうなので、
次回楽しみにしてます*\(^o^)/*

2016/02/18 (Thu) 23:47 | EDIT | REPLY |   

でんべ  

5. お返事ありがとうございます。

そっか~遣るな~(〃▽〃)

初夜を終えた訳ね♪♪
(*^.^*)

我慢出来なかったのですよね!!

私の理解不足ですみません!m(_ _)m

2016/02/18 (Thu) 23:13 | EDIT | REPLY |   

yukiukiyon  

4. Re:う~ん?

>でんべさん

なんということ…
表現下手でほんとすみません…

説明必要だったら
詳細に説明します(>_<)www

許して~

ただ一ついえるのは
二人は立ったまま(初めてなのに)
いたしました
はい
多分…

2016/02/18 (Thu) 22:57 | EDIT | REPLY |   

でんべ  

3. う~ん?

立ったまま致したの…??

ちゅーだけ…??

気持ちは分かるよ!!
ヨンとウンスの…!

良くやったで良いの!??
もう一度読みます!!

2016/02/18 (Thu) 22:48 | EDIT | REPLY |   

yukiukiyon  

2. Re:おぉ~泣

>aju さん

すごい( ; ; )
速攻コメありがとう(>_<)

なぜこんなことになってしまったのか…
わかりません…

本当に…

勝手に二人が…(まじめに)

私めちゃ顔赤いんですけど(>_<) ほんとに

あ~ドキドキで
心臓爆発

あ~まさか
ウンスがヨンを壁ドンするとは…

続きいっちゃうかなw

2016/02/18 (Thu) 22:32 | EDIT | REPLY |   

aju  

1. おぉ~泣

まあー//////
きゃあ/////
うん、うん・・・・・良かったわ!
ヨン&ウンス・・・・ようやく、やっとここまで!泣
思いの丈を放つ事が出来て良かったよ~♪

焦れ焦れに一旦終止符~!o(T□T)o
言いたい事はもっとあるけれど、とにかく、ありがとー(何がやんね?ww )

2016/02/18 (Thu) 22:16 | EDIT | REPLY |   

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